つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

今週新たに公開されたマツダが出願中の特許(2021.4.30)

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(画像 J-PlatPat)

今週新たに公開されたマツダが出願中の特許は20件。

その中から気になった内容を取り上げます。

 

知財Watch

https://chizai-watch.com/

〇特許情報プラットフォーム

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/

 

まずは尿素水供給装置」という題名の内容。

〇出願公開2021-067248

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(画像 J-PlatPat)

こちらは「電動過給機と尿素SCRを備えたディーゼルエンジンに関する内容。

駆動方式は記載されていませんが、これまで取り上げたマツダの特許からFRベースのラージ群モデル向けの可能性が高そうです。

〇資料に記載されている特許の目的

本発明の目的は、選択還元触媒の浄化効率を向上しつつ、尿素配管中の残留尿素水の凍結を回避可能な尿素水供給装置等を提供することである。

 

 

次は「車両の前部構造」という題名の内容。

〇出願公開2021-066207

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(画像 J-PlatPat)

説明図から「MX-30のフロント周り」に関する内容と思われます。

〇資料に記載されている特許の目的

 従来、自動車等における車両の前部構造では、車両の前方衝突等において車両前部に衝撃を受けたときにフロントランプが破損しないように種々の対策が講じられているが、 近年では、車両前部の装飾性向上するために、フロントランプの前方上側の近接した位置に加飾部材(例えば、シグネチャーウイングなど)を配置するニーズがある。

しかし、この前部構造では、車両が当該車両の前方または前方上側から衝突荷重を受けて車両の前方上端部が変形すると、加飾部材がフロントランプに接触してフロントランプが損傷または破損するおそれがある。このようなフロントランプの損傷等を回避するためには、加飾部材はその前面がフロントランプの前面と同一平面上(いわゆる面一)に上下方向または車幅方向に並ぶように、又は小さな段差しか生じないように配置せざるを得ず、上記構造を実際に採用することがむずかしかった。つまり、従来では、フロントランプの損傷を回避することを優先する結果、車両前部のデザイン自由度が制限されていた。

本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、デザイン自由度を維持しつつ車両衝突時におけるフロントランプの損傷を防ぐことが可能な車両の前部構造を提供することを目的とする。

 

 

続いては「車両の前部車体構造」という題名の内容。

〇出願公開2021-066202

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(画像 J-PlatPat)

V字状のタワーバーはすでにロードスターで採用されていますが、NDロードスターのエンジンルーム写真と比較すると「タワーバーの取り付け位置」や「サスペンションタワー部のリブ形状」が異なります。

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(画像左:NetCarShow.com、右:J-PlatPat)

センタートンネルの大きさから縦置きエンジン用と思われるのでラージ群モデルの車体構造の可能性もありそうです。

〇資料に記載されている特許の目的

  フロントサイドフレームの長手方向で圧縮変形を行なう際、当該フロントサイドフレームの前後方向長さが長い場合、フロントサイドフレームの前後方向の中途部が先に潰れると、この中途部よりも前方側の圧縮変形が困難となり、エネルギ吸収効率が悪化するので、如何にして中途部が先に潰れないようにし前側部から長手方向全体にわたりスムーズな圧縮変形させるかが重要になる。

 そこで、この発明は、車両前突時に、フロントサイドフレームをその前方側からスムーズに圧縮変形させることが可能となる車両の前部車体構造の提供を目的とする。

 

今週気になった内容は以上となります。

来週以降も気になる内容があれば取り上げていきたいと思います。