F1ベルギーGPやスパ24時間レースの舞台として有名なサーキット「スパ・フランコルシャン」
今年でオープン100周年を迎えましたが、現地で開催されている記念イベントにRX-7とファミリア ロータリークーペが展示されています。
「スパ・フランコルシャン」はベルギーのリエージュ州にあるサーキット。
1921年オープンから今年でちょうど100周年を迎える歴史あるサーキットですが、100周年を記念する展示イベントがベルギーで開催されています。
スパ・フランコルシャン100周年記念展示を開催しているのはベルギーの首都・ブリュッセルにある自動車博物館「Autoworld Museum Brussels」
昨年にはマツダ創立100周年記念展示イベントも開催していた博物館です。
今回は「CIRCUIT DE SPA FRANCORCHAMPS 100 YEARS」と題してスパ・フランコルシャンで行われる3つのレース「F1 ベルギーGP」「スパ6時間レース」「スパ24時間レース」に関係する車両を展示。
「Autoworld Museum Brussels」公式Instagramでも展示会場の写真が公開されていますが、よく見ると左側の列に「ファミリア ロータリークーペ(欧州名”MAZDA R100”)」らしき車両が・・・。
気になったのでいろいろ調べてみると、フランスのMX-5(ロードスター)ファンクラブ「MX5 France」のフォーラムにこのイベントを見てきた方が写真を投稿していました。
スパ24時間レースの展示ゾーンでこちらの2台が展示されているようです。
ファミリア ロータリークーペ(MAZDA R100)は1969年のスパ24時間レース出場車に見えますが、会場内の説明文にはレプリカと書かれているとの事。
SA型 RX-7は1981年のスパ24時間レース優勝車に見えますが、実際の優勝車両は不慮の事故で廃車になったという情報を聞いてるのでこちらもレプリカで間違いないと思います。
ファミリア ロータリークーペは1970年仕様の車両が国内外のイベントで活躍しているのが有名ですね。
RX-7に関してはマツダがホストを務めた2015年のグッドウッドにも1981年スパ24時間仕様のレプリカが参加していましたが、こちらとは別の車両のようですね(DUNLOPロゴの下にCIBIEの黄色いステッカーが無くてドアミラーも異なる)
マツダにとってベルギーはスパ24時間レース優勝だけでなく、WRCへ参戦していた時のチーム”Mazda Rally Team-Europe(MRE-T)”の本拠地だったりマツダの契約ドライバーとして長年活躍されたピエール・デュドネ氏もベルギー人であったりとモータースポーツ関係で非常に所縁がある国です。
従野孝司選手、寺田陽次郎選手と共にマツダ787をドライブしたピエール・ジュドネさん。現在はWRTの幹部としてもご活躍の彼が、30年前の思い出を日本のファンに届けてくれました🙏
— J SPORTS❤️モータースポーツ 今週末は…DTM🇦🇹Rd5 & SBK🇫🇷Rd8‼️ (@jsports_motor) 2021年8月21日
🇫🇷#ル・マン24時間レース
8月21日(土)午後10:30〜 24時間生中継&LIVE配信https://t.co/qjuPbxt70A#jspoms#wec pic.twitter.com/0jCt1JfrfE
このような繋がりもあってなのかベルギーではマツダ車が関係するイベントが定期的に行われています。
ここ最近欧州で目立ったモータースポーツ活動が無いのは寂しいところですが、再び”MAZDA”のロゴを纏った車両がサーキットで栄冠を獲得する瞬間を見たいところですね・・・。
以前取り上げた3ローター搭載のMAZDA3セダンもベルギーで活躍していたマシンなのでよろしければチェックしてみてください。