昨日マツダから「中期経営計画のアップデートおよび2030年の経営方針」が発表されましたが、カナダマツダも電動化戦略を独自に発表しています。
マツダは昨日11月22日に「中期経営計画のアップデートおよび2030年の経営方針」を発表。
今後の電動化戦略に加えて2ドアスポーツカーと思われるビジョンスタディモデルの画像が公開されて大きな反響を呼んでいますが、北米ではカナダマツダが電動化モデルの導入計画を発表しています。
カナダマツダは昨日発表された「中期経営計画のアップデートおよび2030年の経営方針」に合わせてカナダに導入を予定している電動化モデルと一覧表を公開。
リリース文によると・・・・
・2025年までに現在販売されているMX-30 EVに加えて"8つの電動化車両"をカナダへ導入予定。
・2023年に「CX-90」「CX-70」のPHEVモデル
・2024年に「CX-50 ハイブリッド」
・2025年に「SUVの新型EV」「4つの新しいハイブリッドモデル」
・現在ケベック州とブリティッシュコロンビア州のみで販売されている「MX-30 EV」は来年からカナダ全土で販売予定。
・"クロスオーバーの中核となる2車種"には、効率向上と排出ガス低減のためにマイルドハイブリッド(MHEV)を搭載予定。
今後導入予定の電動化車両に関して詳しく紹介されていますが、特に注目なのは赤色で示した項目。
まず「CX-50 ハイブリッド」は当初からマツダ製のエンジンとトヨタ製のハイブリッドシステム(THSⅡ)を組み合わせると公表されていましたが、発売はもう少し先の2024年との事。
これに関してはCX-50を生産している米国工場が半導体や人手不足によって生産台数を中々増やせない状況なのも影響してるかもしれませんね・・・。
「マツダなどは人手不足もあり米国での生産を想定ほど増やせていない」
— taku2 (@taku2_4885) 2022年10月28日
確かにCX-50の新車在庫をチェックしても販売店に届いてる実車のグレードやボディカラーはまだ限られてますからね・・・。https://t.co/WzeQZ7gIfJ
次に「"クロスオーバーの中核となる2車種"にマイルドハイブリッド搭載」ですが、こちらは「CX-90・CX-70」と「CX-30・CX-5のSKYACTIV-G搭載モデル」が候補に挙がります。
(CX-90は直6・直4ガソリンエンジンにマイルドハイブリッド採用の噂あり)
(欧州ではCX-30に加えてCX-5のマイルドハイブリッドモデルも登場)
CX-90・CX-70はPHEVの項目で触れられているので、CX-30・CX-5のマイルドハイブリッドモデルがカナダにも導入されるのが有力でしょうか・・・?
そして今回最も注目なのが2025年に導入予定のモデル。
まず「SUVの新型EV」に関してですが、EV専用スケーラブルアーキテクチャーは別枠で2025~2030年に導入予定と案内されているので、このモデルは既存のアーキテクチャーをベースに開発されるのが有力。
現在EVに関する技術が発表されているのはスモール群のみなので、カナダマツダが公表したSUVの新型EVもスモール群ベースでしょうか・・・?
既存モデルのEVバージョンになるのか?それともEV専用の新型SUVになるのか?という部分も気になるところです。
次に「4つの新しいハイブリッドモデル」ですが、マツダはフェーズ2(2025~2027)に新しいハイブリッドシステムを導入する事を公表したので、これを採用したモデルの可能性が有力。
ただ、システムの詳細はまだ明らかにされてないので駆動方式なども一切不明。
ラージ商品群はまだ導入開始されたばかりなのに加えて、4車種に展開されるという事はFFベース車向け?という予感もしますが続報が気になるところですね・・・。
今回発表された導入計画はあくまでカナダにおける内容ですが、日本など他の地域にも導入される可能性も十分考えられます。
これから徐々に詳細も発表されると思うので引き続き情報に注目しておきたいと思います。