つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

2020年に出願公開されていた「FRベースのAWD車向けのマニュアルトランスミッション」に関するマツダの特許が登録されました。

(画像 IP Force.jp)

11月に入ってから目立った動きが無かったマツダの特許関連情報ですが、2020年に出願公開されていた縦置きのマニュアルトランスミッションに関する内容が無事に登録されました。

 

 

知財ポータルサイト

https://ipforce.jp/

 

 

今回登録されたのは2020年10月に出願公開されていた「変速操作装置の組立方法及び変速操作装置」という題名の内容。

https://ipforce.jp/patent-jp-P_B1-7176464

(2020年10月に取り上げたブログ記事)

(画像 IP Force.jp)

〇資料に記載されている特許の目的

本発明の目的は、車室内空間を出来る限り大きくすることが可能でかつ車体のフロアトンネル部の強度及び剛性の低下を抑制可能な、変速操作装置の組立方法及び変速操作装置を提供することにある。

こちらは縦置きの手動変速機(マニュアルトランスミッション)に関する内容ですが、既存のロードスター用とは違って四輪駆動車向けなのが特徴。

四輪駆動車用なのでラージ商品群向けに導入する前提で特許出願した可能性が有力でしょうか・・・?

「左:NDロードスター用、右:今回の特許 (画像 MAZDA)」

 

 

ちなみに同じ構造のマニュアルトランスミッションに関する特許はこれ以外にも複数出願されており、ハイブリッドと組み合わせる事も視野に入っている内容もあります。

マツダは今週発表した「中期経営計画のアップデートおよび2030年の経営方針」で電動化対応の強化を公表しましたが、一方で内燃機関も引き続き熱効率のさらなる改善や再生可能燃料の実現性に備えて極限まで進化させる事が明言されています。

現時点でラージ商品群は8速ATとSUV4車種しか公表されていませんが、直6エンジンをマニュアルトランスミッションで味わえるモデルも出てほしいのが正直なところ・・・(笑)

 

 

ここ最近目立った動きが無かったマツダの特許情報ですが、引き続き気になった内容を随時取り上げていきたいと思います。