昨年からマツダがインドネシアに新しい組立工場建設を検討している噂が出ていますが、この噂に関する続報が出てきています。
マツダの海外生産拠点は米国やメキシコだけでなくASEANにも複数の工場(ノックダウン生産も含む)がありますが、昨年夏ごろからインドネシアで「マツダが組み立て工場(ノックダウン生産)建設を検討している」という噂が浮上。
今年5月には建設に向けた準備が進んでいる報道も現地で出ていましたが、生産車種も含めた続報が出てきています。
今回取り上げるのはインドネシアの自動車メディア「kumparan.com」と「OTO DRIVER」が掲載した記事。
〇kumparan.com
〇OTO DRIVER
インドネシアマツダ(PT Eurokars Motor Indonesia)のマネージングディレクターRicky Thio氏が工場建設の進歩状況についてコメント。
・まだ建設に向けた手続きの途中なので建設開始は来年になる可能性もある。
・マツダ本社も工場建設を優先事項の一つとして取り組んでいる。
・工場建設後はまず1車種のみ組立予定で車種はSUV。
どうやら建設に向けた手続きがすでに進められており、来年には建設も始めるところまで話が進んでいるようです。
そして工場で組み立てる車種はSUVという話が出てきたのも今回が初めて。
日本のマツダ本社も優先事項と位置付けてるようなので、工場建設はほぼ間違いなさそうですね。
現地メディアは組立予定の車種としてCX-5を有力視しているようですが、現行モデルはすでに発売開始から約6年が経過している事に加えて、2025年頃にはEVモデル追加や全面改良(フルモデルチェンジ?)の報道が出てきているのも気になるところ。
インドネシアに組み立て工場を建設する理由としては包括的経済連携協定(IA-CEPA)を結んでいるオーストラリアへの輸出も挙げられており、マツダにとってもオーストラリアは市場シェア率が高い重要なマーケットです。
建設開始から完成までの期間もある程度掛かるはずなので、オーストラリアへの輸出も視野に入れて"次期CX-5"を組み立てする可能性もあるかもしれませんね・・・・。
もちろん他にもCX-30等が候補に挙がってくると思われます。
☆インドネシアとオーストラリアによる包括的経済連携協定に関する情報。