
以前から情報や噂が複数出ていた「EZ-6」の欧州仕様がついに正式発表されました。
マツダと長安汽車が共同開発したBEV/PHEV第1弾モデルとして中国だけでなく欧州でも販売する報道や噂が複数出ていたEZ-6ですが、今年に入るとドイツマツダが1月10日に何らかの発表を匂わせるティザー広告を解禁して、ポーランドメディアも"ブリュッセルモーターショーでEZ-6が欧州プレミア"と報道。
日本では東京オートサロン2025開幕で盛り上がってる1月10日でしたが、報道通りEZ-6がブリュッセルモーターショーで欧州プレミアされました。
〇オランダマツダ公式Twitter(ブリュッセルモーターショーでのアンベール)
De lancering van de volledig nieuwe Mazda6e is een feit! #automotive #perslancering #media #mazda #electricdriving pic.twitter.com/uLVICEatrk
— Mazda Nederland (@MazdaNL) 2025年1月10日
「エクステリア」









「インテリア」








欧州マツダが公開した公式画像はソウルレッドクリスタルメタリックのタン内装で、ブリュッセルモーターショー会場でアンベールされた実車も同じ仕様。
そして、欧州仕様の車名は予測通り昨年3月に欧州で商標出願されていた「MAZDA6e※」ですが、リアの車名エンブレムは既存車種と違って"6e"のみ。
これはリアハッチ中央が"MAZDAロゴ"になっている関係かもしれませんね。
※:商標出願ではMAZDAと6eの間に空白がありましたが、欧州マツダは空白無しで表記しているので今後はこちらに統一します。
内装は公式画像の「ナッパレザー×レガーヌ(タンカラー)」だけでなく「合成皮革(ブラック/ベージュ)」も用意されるとの事ですが、EZ-6にはブラックの合成皮革が設定されていないのでMAZDA6e専用内装になるかもしれません。
【马自达EZ-6】马自达_马自达EZ-6报价_马自达EZ-6图片_汽车之家


ボディカラーは画像が出ている「ソウルレッドクリスタルメタリック」以外に「メルティングカッパーメタリック」「エアログレーメタリック」等も含めた全8色設定と資料に書かれていましたが、おそらくこちらもEZ-6と同じ可能性が高いでしょうか・・・?
☆EZ-6のボディカラーラインナップを取り上げたブログ記事。
「パワートレイン」

中国で販売されているEZ-6は「BEV」と「レンジエクステンダー(長安汽車製1.5Lエンジン)」の2種類が用意されていましたが、欧州で販売されるMAZDA6eはBEVモデルのみ。
ただし、2つのスペックが用意されます。


中国で販売されているEZ-6のBEVモデルはバッテリー容量が【56.1kWh】【68.8kWh】の2つですが、欧州で販売されるMAZDA6eは【68.8kWh】【80kWh】の2種類で、後者は今のところMAZDA6e専用仕様。
出力は僅かに異なりますが、最大トルク・最高速度はどちらも同じになります。
あと、欧州で比較的需要が高いトレーラーなどの牽引も1,500kgまで対応するようですね。
「グレード構成と価格」

現在確認出来る限りだとMAZDA6eは欧州全域で「Takumi」「Takumi Plus」の2グレード構成で、バッテリー容量はどちらのグレードも【68.8kWh】【80kWh】選択可能。
各種安全・快適装備やインフォテイメント系は全グレード標準装備になるようです。
「Takumi」
・内装は合成皮革(ブラック/ベージュ)
「Takumi Plus」
・ナッパレザー×レガーヌ(タンカラー)
・パノラマガラスルーフ(電動サンバイザー付き)
・64色選択可能なアンビエントライト
車両価格に関しては各国のリリースで"45,000ユーロから"と案内されていますが、これは欧州で販売されてきた【MAZDA6の2.5ガソリンNAモデル※】とほぼ同じになります。
MAZDA6eの価格はBEV関連の免税が含まれてる可能性も考えられますが、車名通りMAZDA6の後継と言えるモデルなのでしょうね・・・。

「発売予定時期」

発売時期に関してはほぼ全ての国で「2025年夏」と案内しており、フランスマツダは先行予約を3月末に開始予定と案内。
一方、英国マツダのみ「2026年上半期発売開始」とかなり先になっていますが、これは右ハンドル仕様の生産時期が関係してると思われます。
仮に右ハンドル仕様も登場するという事はオーストラリアや日本にも導入出来なくはない?(そんな簡単な話では無いと思いますが・・・)
現時点で欧州マツダから発表されている主な情報は以上になりますが、欧州では早速現地メディアによる実車レビューも解禁。
マツダでは久々となるセダン系の新型車がBEVとして登場した事からテスラ・モデル3と比較するメディアが比較的多い印象ですが、MAZDA6eはリフトバックスタイルなので、初代・2代目MAZDA6に設定されていた5ドアスポーツの実質後継モデルと考える人も多いかもしれません。


マツダ独自開発車では無い事に対する反響や、欧州連合が中国製電動車に対する関税引き上げを実施した影響がどこまであるのかやや気になりますが、後輪駆動の5ドアリフトバックは純粋に魅力的。
今後さらに情報や現地試乗レポートも出てくると思うので注目しておきたいと思います。
令和6年能登半島地震災害・9月21日豪雨被害の義援金受付関連。
◎石川県公式HP
・地震災害用リンク(令和7年12月26日まで受付)
令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県
・豪雨被害用リンク(令和7年3月31日まで受付)
・富山県公式HP(令和7年3月31日まで受付予定)
・新潟県公式HP(令和7年12月26日まで受付予定)