つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

マツダの"あくまで出願公開”(2020.2.13)

今週のマツダの特許出願公開は12件。

 

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(画像 ipforce.jp)

その中から気になった内容を取り上げます。

 

 

まずは5件の「車両用照明装置」という内容。

特開2020-24789 | 知財ポータル「IP Force」

特開2020-24790 | 知財ポータル「IP Force」

特開2020-24791 | 知財ポータル「IP Force」

特開2020-24792 | 知財ポータル「IP Force」

特開2020-24793 | 知財ポータル「IP Force」

 

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(画像 ipforce.jp)

VISION COUPEに採用されていたヘッドライトに関する内容です。
関係する5件それぞれの特許出願の目的は・・・

・優れた機能面・意匠面と車両の軽量化および製造コストの低減の両立。

・ヘッドライトからの熱をハウジング外に高効率に放熱することで、光源部の寿命が短くなったり輝度低下するのを抑制する。

・水分や埃から光源部を保護しつつ、ハウジングの外方で光を射出することができ高い意匠性を実現する。

・発光部からの光を高い意匠性と視認性を両立して車両の前方へと射出させること。

・高い意匠性を有する車両の設計を行う上で設計に係る自由度を高めること。

VISION COUPEで採用されたヘッドライト周りのデザイン・ディティールを今後の量産車にも出来る限り取り入れるための内容だと思われます。

CX-30から導入された通称”KODOウインカー”に加えてマツダのコンセプトカーで採用されている「ヘッドライトハウジングの外に光源を設ける意匠」も量産化へ向けて本気で動いてるのかしれません。

 

昨年9月にもVISION COUPEのヘッドライト周りに関する特許が登録されているので気になるところです。

 

 

 

続いては「車両用動力装置」と「車両の排気構造」いう内容。

特開2020-23301 | 知財ポータル「IP Force」

特開2020-23302 | 知財ポータル「IP Force」

 

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(画像 ipforce.jp)

FF方式の発電用ロータリーエンジン搭載レンジエクステンダーに関する内容です。

特許出願の目的は両方の内容ともに・・・

フロアパネル下側のバッテリの配置スペース確保とバッテリの熱害防止とを両立可能な車両用動力装置を提供すること。

 

今回の内容は昨年秋にノルウェーで実施されたEV(MX-30)プロトタイプのメディア向け試乗会の会場に展示されていたカットモデルと同じです。

 

発電用ロータリーエンジンの排気口がフロントタイヤすぐ後方にあるのも同じ。

www.youtube.com

 

異なるのはバッテリーの搭載方法。

MX-30のシステムと今回の特許出願資料の内容で比較すると・・・

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MX-30ではフロア下ほぼ全面に薄く広くバッテリーを搭載。

対して今回の内容ではフロアトンネル部分に積み重ねる方式になっています。

リア側のフロアトンネルもかなり高くなっています。

 

このような搭載方法を検討している理由を想像すると・・・

SUVより地上高を稼ぎにくいセダンやスポーツカー系車種のEVでこのような搭載方法を考えてる。

・通常のエンジン搭載車とのフロア共通領域を増やしてコスト削減。

このあたりが浮かびますが実際はどうなのか気になるところですね・・・🤔

 

 

今週の内容は以上になります♪

来週もどのような内容が出てくるのか楽しみにしたいと思います。