マツダのブランドコンセプトを表す言葉として今でも強い印象がある”ZOOM-ZOOM”
マツダでこの言葉が初めて使われた海外版CMに出演していた男の子の現在を特集している記事を見つけたので取り上げます。
もはや説明は不要なくらい知られているかもしれませんが、"ZOOM-ZOOM"はクルマの走行音を表す子供の言葉「ブーブー」を英語で表す言葉。
「走る歓びにあふれたクルマをつくりつづけていきたい」というマツダからのメッセージが込められています。
日本では初代アテンザからCMなどに本格採用された言葉ですが、日本より少し先にZOOM-ZOOMの言葉を採用していた海外版CMに出演していた男の子を取り上げた記事を見つけました。
米国版「ZOOM-ZOOM」の初CM。
CMの冒頭(0:09あたり)に登場して”ZOOM-ZOOM"と言っている男の子が今回の主役「MICAH KANTERS」さん。
CM出演時は10歳、現在31歳となったMICAH KANTERSさんは弁護士として活躍されているそうです。
CM出演のオーディションは1999年にお母さんに連れられて行ったが、それ以前にもTVドラマなどに出演した経験があったのでそれほど緊張はしなかったとの事。
オーディション時から”ZOOM-ZOOM”というキーワードを言う課題があったというのはなかなか興味深いですね。
出演が決まってからの撮影時もオーストラリアのアクセント(訛り)があるディレクターからの指示通りにセリフを言ったので実際はZOOM-ZOOMではなく”ZUM-ZUM”と言ったらしいです(笑)
MICAH KANTERSさん出演でZOOM-ZOOMのキーワードを使った米国マツダ初のCMは2000年10月に解禁。
最初はフォードとの共同開発によって生まれたSUV「トリビュート」の米国向けCMで、日本を含めたマツダブランド全体を表す言葉になるのはそこから少し後。
なので、MICAH KANTERSさんは本当の意味で「ZOOM-ZOOMの元祖」とも言えますね。
このCMは当時の米国内でもかなり反響があったようでMICAH KANTERSさんは良くも悪くもかなり有名人になったと振り返っています。
ちなみにZOOM-ZOOM採用に関する経緯はマツダの藤原副社長もLOVECARS!TV!出演時に少し話されています。
冷静に考えるとZOOM-ZOOMという言葉が使用されてから20年近くになるんですよね・・・。
ここ最近、日本のマツダは「Be a driver.」米国マツダも「Feel Alive」というメッセージがメインになったのでZOOM-ZOOMという言葉を見たり聞く機会が減りつつあるように感じますが、今でもマツダを表す言葉として強い印象があります。
現在でもマツダ公式「ZOOM-ZOOMブログ」や「MAZDA Zoom-Zoomスタジアム 広島」、さらにマツダ本社近くの薬局名にも使われていますね(笑)
方向性を表すキーワードが変わった場合でも根底には変わらず”ZOOM-ZOOM”のスピリットが受け継がれていく事に期待したいですね。