つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

マツダが2022年4月1日付けで組織改革と人事異動を発表、前田育男さんが「シニアフェロー ブランドスタイル」担当に。

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(画像 MAZDA)

 

本日、マツダが2021年4月1日付で組織改革と人事異動を発表。

いくつか大きな動きが出ているので取り上げたいと思います。

 

マツダ公式ニュースリリース

年度始めとなる4月1日付けという事でいくつか注目すべき内容となっています。

〇組織改革

①技術本部、および生産企画部の機能を一部移管し、生技開発推進部を新設。

・目的CASE、カーボンニュートラル対応などで車両構造が大きく変化する中、新しい生産技術への即応性を高めるため、必要な要素技術の開発を企画・推進する体制とする。

 

②TCM推進部、ビジネス企画部、ブランド推進部、営業開発部、営業推進部、特約店管理部、営業部を廃止。これらの機能を新設する国内ビジネス企画部、国内商品マーケティング部、カスタマージャーニー開発部、店舗オペレーション支援部へ再編・移管。

・目的デジタル化の加速やクルマの高機能化による多様なお客様ニーズに迅速かつ的確に対応するため、それぞれの機能がより密接に連携できるよう体制を強化し、顧客体験価値の向上を図ります。

 

③広報本部を再編し、コーポレートコミュニケーション本部へ改称。広報本部、ブランドマーケティング部、およびCSR・環境部の機能を一部移管し、コミュニケーション統括部へ改称します。

その他のCSR・環境部の機能は、プラント技術部へ移管。グローバル広報企画部の機能を一部移管し、コミュニケーション企画部へ改称、同様にグローバル広報企画部および国内広報部の機能を一部移管し、メディアリレーション部へ改称します。

その他の国内広報部の機能は、国内商品マーケティング部へ移管。

渉外調査部は、コーポレートコミュニケーション本部管理下の部とする。

・目的

一貫性・整合性のとれたメッセージを社内外にタイムリーに発信する体制とする。

 

 そして人事異動もかなり広範囲で実施されていますが、特に気になるのはこちら。

・常務執行役員 デザイン・ブランドスタイル担当だった前田育男さんが「シニアフェロー ブランドスタイル」に。

・シニアイノベーションフェロー担当だった人見光夫さんが「シニアフェロー イノベーション」に。

・元アクセラ開発主査(2代目後期・3代目)で商品本部長だった猿渡健一郎さんが「オートアライアンス(タイランド)Co.,Ltd.社長」に。

特に注目すべきは2009年にデザイン本部長へ就任してから魂動デザインを推進してきた前田育男さんがブランドスタイル専任なられた点でしょうか。

デザイン本部長の役職はすでに「2016年~2021年:中牟田泰さん」「2021年~中山雅さん」と引き継がれていますが、今回の人事異動はマツダデザインにとって大きなターニングポイントになるかもしれません。

前田育男さんは今年からスーパー耐久へ参戦する「MAZDA SPIRIT RACING」のドライバーも務めるのでマツダブランドをどのように確立していくのか気になるところですね。