以前から2ドアクーペ・スポーツカーに関係すると思われる特許を多く出願しているマツダですが、2021年末に日本で出願公開されていたドアに関する特許が米国で登録されていました。
今回の話題の中心は2021年12月27日に日本で出願公開されていた「2ドアクーペ・スポーツカー用と思われるドア」に関するマツダの特許。
〇資料に記載されている特許の目的
本発明の目的は、サイドドアの軽量化と外観性・車両側突時性の向上とを両立可能な車両のサイドドア構造等を提供することである。
2ドアのマツダ車と言えば真っ先にロードスターが思い浮かびますが、今回の特許出願は「2ドアハードトップ」と明記されている事に加えて、1枚目の説明図に描かれている車体がかなりロングノーズな事から、RX-VISIONのような次世代ロータリースポーツを意識した内容の可能性も出ていました。
日本で公開されたスポーツカーに関するマツダの特許はすでに海外でも複数公開・登録されていますが、今回紹介したドアの内容も米国で登録されています。
〇米国特許商標庁(USPTO)
米国特許商標庁のデータベースを見ると2023年2月21日付で同じ内容が登録されていました。
米国ではすでに「アルミ製スペースフレーム」や「駆動用ロータリーエンジン」などに関する特許も複数登録されているので、スポーツカーに関する要素が着実に集まりつつあります。
(一例)
いつも通り"あくまで特許"ではありますが、日本だけでなく海外でもこのような動きが出てくると期待はどうしても高まりますよね・・・(笑)
ちなみにスポーツカーのドアに関するマツダの特許では格納式のハンドルを検討している内容も出てきています。
2023年に入ってからマツダの特許出願・登録に関する動きは少ない状況が続いていますが、これから続々と気になる内容が公開される事も期待したいと思います。