特許と並行してチェックしているマツダの意匠・商標情報ですが、今回は欧州マツダが新たに出願している商標を紹介したいと思います。
今回取り上げるのは国際連合の知的財産権の専門機関「世界知的所有権機関(WIPO)」が公開している商標データベース。
こちらでは世界各国で出願されている特許や商標をチェックできるデータベースが公開されていますが、こちらで欧州マツダが新たな商標を4つ出願していました。
①「IZUMI(泉?)」
②「YARUKI(やる気?)」
③「YAKUDO(躍動 or 躍度?)」
④「NAGISA(渚?)」
いずれも欧州マツダ(Mazda Motor Europe GmbH)が先月2日~9日にかけて出願している商標となります。
そのまま読む限りだと全て日本語のフレーズで間違いなさそうですね・・・。
欧州で販売されているマツダ車は以前から日本語の名称を使ったグレードや特別仕様車が多く存在しており、特にMX-5(ロードスター)は日本語の特別仕様車が多く登場しています。
(日本語の名称が採用された一例)
〇MX-5 2023年モデル「KAZARI(飾り)」「KIZUNA(絆)」
〇MX-5 2022年モデル「KINENBI(記念日)」
〇CX-60「TAKUMI(匠)」「HOMURA(炎)」
これらの点から考えると今回欧州マツダが出願した商標は、今後登場する既存車種の商品改良モデルや今年後半に発表予定と公表されているラージ商品群3列シートSUV「CX-80」のグレードや特別仕様車の名称として使われる可能性が考えられますね・・・。
もちろんグレードや特別仕様車の名称以外の用途で使用される可能性もありますが、商品改良モデルや新型車の場合は日本市場の動向にも関係してくるので、今後の動向が気になるところです。