マツダ車のデザイン哲学としてすっかりおなじみになった「魂動 -SOUL of MOTION」ですが、次世代デザインに関する話題が出てきています。
マツダは2010年に現在のデザイン哲学「魂動 -SOUL of MOTION」を発表。
大まかに世代で分けると、2010年発表のSHINARIを皮切りに人や動物の勢いや動き出しを表現したのが「第1世代(初代CX-5~現行ロードスター)」
2015~2017年発表のRX-VISIONとVISION COUPEを皮切りに光の陰影やリフレクションを活かしているのが現在の「第2世代(MAZDA3~CX-90)」となっています。
今やマツダ車のデザイン哲学としてすっかりおなじみになった魂動デザインですが、次の世代(第3世代)に関する情報が出てきています。
今回取り上げるのは欧州マツダ公式YouTubeで公開されたこちらの動画。
欧州マツダのデザインディレクターJo Stenuit氏が魂動デザインのフィロソフィーについて解説していますが、動画の最後にこのような説明が・・・。
We are currently developing the third phace of our kodo design philosophy whith is being influenced by path to electrification.
We look foward to displaying our first concepts soon.私たちは現在魂動デザインの第3フェーズを開発中で、これは電動化への道のりにも影響を受けています。
最初のコンセプトを間もなく発表できることを楽しみにしています。
次世代(第3世代)のデザインを開発してるのはある程度想像できましたが、電動化への道のりにも影響も受けたデザインになるとの事。
さらに次世代魂動デザイン最初の"コンセプト"も間もなく発表する予定である事も合わせて明言されています。
電動化の影響を受ける事以外はまだ不明ですが、マツダは昨年末に「ビジョンスタディモデル」という2ドアクーペ・スポーツカーの画像を公開。
画像以外の詳細が一切発表されていない謎の車両ですが、このモデルが次世代デザインに関係してる可能性はかなり高いように思います。
マツダが「中期経営計画のアップデートおよび2030年の経営方針」を正式発表、2ドアクーペのビジョンスタディモデルも初披露。 - つらつらとMAZDA
まもなく発表されるコンセプトというのは「ビジョンスタディモデルの実車」がまず頭に浮かびますが、このモデルからさらにデザインを進化させた別のコンセプトカーも候補に挙がりますね・・・。
コンセプトが発表される場としては10月に開催されるジャパンモビリティショー(旧:東京モーターショー)が最も有力ですが、SHINARIを発表した時のようにマツダ独自でメディア向けイベントを開催してコンセプトカーを発表する可能性もあるでしょうか・・・?
(SHINARIは2010年夏にイタリア・ミラノ近郊のホテル”Villa San Carlo Borromeo”で開催された「マツダデザインフォーラム」で世界初披露)
どのようなコンセプトになるのか非常に気になるところですが、一言で電動化と言ってもEV・PHEV・HVと選択肢は豊富・・・。
個人的にはビジョンスタディモデルと同時に公開された動画にアルミ製スペースフレームのようなアーキテクチャーが登場していたので、次世代電動スポーツカーのコンセプトだと嬉しいのですが・・・(笑)
中期経営計画のアップデートおよび2030年の経営方針について - YouTube
様々な妄想が膨らむところですが、今年後半は今後のマツダの方向性が明らかになる重要な時期になるかもしれません。