大幅商品改良によってまだまだ販売継続される可能性が高い「NDロードスター」ですが、新たな特別仕様車に関する話題が出てきています。
先月発表されたロードスター大幅商品改良モデルはジャパンモビリティショーで実車が初披露。
ジャパンモビリティショー開催に合わせてロードスター開発主査である齋藤茂樹さんへのインタビュー記事も複数出てきていますが、今回は新たな特別仕様車に関して触れてる記事が出てきました。
今回取り上げるのはオーストラリアの自動車メディア「Carsguide」の記事。
斎藤主査はこれまで取り上げた記事や動画でもNDロードスターがまだまだ販売継続する事を明言されていますが、こちらの記事ではこのようなコメントを・・・・。
“We are already planning [special editions] to make something very cool – we are already thinking about cool special editions."
斎藤主査によるとすでに新しい特別仕様車の計画を進めており、それは非常にクールなモデルになるとの事。
ロードスターの場合は国内外でほぼ毎年何らかの特別仕様車を発売していますが、メディア向けに計画が明言された事例は意外に少ないかもしれません。
直近で思いつくのは来年の「ロードスター35周年」を記念した特別モデルで、5月に開催された軽井沢ミーティングでも開発チームから登場を匂わせる発言があった模様。
ロードスターはこれまで「10周年記念車」「20周年記念車」「25周年記念車」「30周年記念車」が販売されましたが、調べた限りだと「15周年記念車」と銘打たれたモデルは販売されていません。
25周年は四半世紀という意味や海外で重要視される数字の理由から特別仕様車が発売されたみたいです。
これに比べると35周年はややキリがいいとは言えない数字ですが、2024年は「NDロードスターお披露目から10年」でもあるので、ロードスター35周年とNDお披露目10周年を祝う特別仕様車として登場するのかもしれませんね。
個人的には「新しいグリーン系のボディカラーとスポーツタン内装を組み合わせた仕様」や「ブルー系の専用ボディカラー」とか期待したくなりますが・・・(笑)
これ以外では以前から国内で話題になっている「ソフトトップの2.0Lモデル」も候補に挙がりますが、こちらはすでに海外でカタログモデルとして販売されている事から特別仕様車として販売される可能性はやや低そう・・・。
ただ、国内ではMAZDA SPIRIT RACINGがソフトトップの2.0Lモデルをベースにした"MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept"をスーパー耐久シリーズへ投入し始めており、マツダファンフェスタでお話を聞いたところエンジンは約200ps程度に出力UPされています(量産車は184ps)
「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept」に搭載されている2.0Lエンジンはパワーアップも実施されている。 - つらつらとMAZDA
この車両はカーボンニュートラル燃料の実証実験が主な目的ですが、スーパー耐久シリーズで得た知見やノウハウを生かして量産用2.0Lエンジンをさらに改良する事も十分考えられます。
場合によっては"MAZDA SPIRIT RACINGバージョンのロードスター"として限定販売される可能性もゼロでは無いかもしれませんね。
あと、斎藤主査は以前オーナーミーティングのトークショーで「ND型ファイナルモデル」についても明言されていましたが、今回の大幅商品改良でまだまだ販売継続する事が明らかになった事に加えて、電動化する次期型に適したサイズ・重量のバッテリーが使えるようになるにはまだしばらく時間が掛かる想定との事。
ND型ファイナルモデルは早めに発表して一定期間購入可能な方向で検討されてるようですが、実際に発表・発売されるのはまだまだ先の話でしょうね・・・。
(どれだけ早くとも2020年代後半で場合によっては2030年前後になる可能性が有力・・・?)
これまで挙げた候補の中では「ロードスター35周年&NDお披露目10周年」の特別仕様車が最も可能性高そうですが、個人的には今年まで販売されていた"990S”のような車両重量1トン切りのモデルが再び出てくるのも期待しています。
あとはやはりスポーツカーらしいイエローや明るいブルーなどのボディカラーを期待する人も多そう・・・。
今後もしばらく妄想をする日々が続くと思いますが、どのような特別仕様車が登場するのか楽しみですね。