つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

北米マツダが「CX-50 2025年モデル」を正式発表、THS採用のハイブリッドモデル追加に加えてAmazon Alexa/オンラインナビも搭載。

(画像 MAZDA USA)

中国でハイブリッドモデルが登場していた「CX-50」ですが、北米マツダも2025年モデルを正式発表しました。

 

 

2022年から北米市場を中心に販売されているCX-50は当初からトヨタ製のシステムを採用したハイブリッドモデルが予告されていましたが、昨年中国市場で世界初登場。

その後北米でも2024年後半にCX-50 ハイブリッドモデルを投入する事が予告されていましたが、ついに北米マツダから2025年モデルとして正式発表されています。

 

 

〇米国マツダ公式ニュースリリース

〇カナダマツダ公式ニュースリリース

現在発表されている主な改良・変更ポイント。

①:トヨタ製のシステムを採用したハイブリッドモデルが登場。

(画像 MAZDA USA)

⇒ハイブリッドモデル専用装備

・専用エンブレム

・フロントバンパー下部が専用デザイン

・専用デザインの19インチアルミホイール(おそらく中国仕様と同一)

・レッドレザー内装(組み合わせ可能なボディカラーに制限有り)

・Mi-Driveのモードは「Power」と「Trail」

②:Amazon Alexa(全グレード標準装備)

③:オフロード案内機能付きオンラインナビ(2.5ガソリンターボモデルのみ)

④:USB TypeC端子(フロント/リア)が全グレード標準装備に。

⑤:安全装備を強化

・リアシートアラート

・車両降車警告機能

・スマート・ブレーキ・サポート(SBS)に夜間の歩行者検知と正面衝突軽減機能を追加。

・交通標識認識システム(2.5 S Premium以上のグレードに標準装備)

北米マツダからはハイブリッドモデルの公式画像が2枚公開されていますが、ニュースリリースも含めてチェックした限りだとアルミホイールフェンダーに装着されてるエンブレムは中国仕様と同じ形状・デザインが有力。

ただ、中国仕様のハイブリッドモデルはフロントバンパー下部にシルバーのガーニッシュが装着されていましたが、北米マツダの公式画像だとバンパー下部は違う色にも見えます。

さらに北米仕様のハイブリッドモデルではCX-50初のレッドレザー内装も設定する事が発表されましたが、画像はまだ公開されていません。

左:中国仕様、右:北米仕様と思われる画像 (画像 長安マツダMAZDA USA)

ハイブリッドモデル追加以外にも昨年から順次マツダ車に搭載されているAmazon AlexaとオンラインナビをCX-50にも搭載。

オフロード案内機能(Off-Road Navigation)はCX-30北米仕様 2024年モデルで初導入された機能ですが、オンラインナビと組み合わされるのは今回初となります。

 

ハイブリッドモデルのスペックも公開されているので紹介。

  2.5L ガソリンNA 2.5L ハイブリッド 2.5L ガソリンターボ
City 10.6km/L(25MPG) 16.6㎞/L(39MPG) 9.8km/L(23MPG)
HighWay 13.2km/L(32MPG) 15.7km/L(37MPG) 12.3㎞/L(29MPG)
Combined (総合) 11.9㎞/L(28MPG) 16.2km/L(38MPG) 10.6㎞/L(25MPG)

中国仕様のハイブリッドモデルは最高出力が「178ps」とだけ公表されていましたが、北米仕様ではシステム総合で「219hp」と明記。

燃料噴射システムの項目を見るとハイブリッドモデルだけ「Direct&Port(直噴&ポート噴射)」と書かれているので、中国仕様と同様にエンジンもトヨタ製で間違いないですね。

219hpは2.5ガソリンターボモデルをレギュラーガソリンエンジンで使用した場合に近い出力なので燃費の良さだけで無く力強い走りも楽しめそうな一方で、北米で需要が多いと思われるトレーラーなどの牽引可能重量はハイブリッドモデルが最も低い(1,500ポンドまで)ので、ここは2.5Lガソリンターボモデル(3,500ポンドまで可能)の大きな強みになりそうです。

赤枠が牽引可能重量、ハイブリッドはCX-50で最も低い1,500ポンドまで (画像 MAZDA USA)

 

続いてハイブリッドモデルも含めたグレード構成と車両本体価格を紹介。

  2.5L ガソリンNA 2.5L ハイブリッド 2.5L ガソリンターボ
Select 30,300ドル(約489万円)
Preferred 31,650ドル(約511万円) 33,970ドル(約548万円)
Premium 34,000ドル(約549万円) 37,400ドル(約604万円) 41,300ドル(約667万円)
Premium Plus 37,500ドル(約605万円) 40,050ドル(約646万円) 43,300ドル(約669万円)
Meridian Edition 40,800ドル(約658万円)

同じグレード名称でもパワートレインによって細かな装備差はありますが、新たに追加されたハイブリッドモデルは3グレード構成で価格帯もCX-50のちょうど中間になります。

価格差はそこそこありますが、先に紹介したシステム総合出力や燃費を考えるとハイブリッドモデルはかなり人気を集めそうな予感・・・。

改めてグレード構成と車両価格を並べてみると2.5ガソリンターボの特別仕様車"Meridian Edition"は専用のアルミホイール/オールテレーンタイヤや外装パーツを装着してるにも関わらずかなりアフォーダブルなモデルですね・・・。

北米マツダがCX-50の特別仕様車「MERIDIAN EDITION」を正式発表、オフロード性能を高める専用装備に加えてパッケージオプションも用意。 - つらつらとMAZDA

(画像 MAZDA USA)



今回北米マツダから発表されたCX-50 2025年モデルに関する主な情報は以上になりますが、2.5Lガソリンエンジン(NA/ターボ)モデルは来月にも販売店実車が配備されて、注目のハイブリッドモデルは2024年後半に配備開始予定との事。

まだ公開されていないハイブリッドモデルのレッドレザー内装画像等も今後追って公開されるはずなので、引きつづき注目しておきたいと思います。

 

令和6年能登半島地震災害の義援金受付関連リンク。

・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)

令和6年能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県

富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)

富山県/「令和6年能登半島地震災害義援金(富山県被災者支援分)」の受付について

※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないので、日本赤十字を通じた義援金ふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。