マツダブランドスペース大阪で展示開始された「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER」をチェックしてきました。
マツダブランドスペース大阪では昨年末から「ロードスターRF 35周年記念車」と「CX-80」が展示されていましたが、今月8日から東京オートサロンで正式発表された「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER」が展示開始。
標準モデルだけでなく200台限定と言われている200ps仕様"12R"も展示されるのが注目ポイントでしたが、大阪オートメッセの後にマツダブランドスペース大阪へ寄って実車をチェックしてきました。
「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER "12R"」
(エクステリア)








(インテリア)




(エンジンルーム・マフラー)








(足回り)


※:展示車にはMAZDA SPIRIT RACINGが推奨するアフターパーツを装着。
(画像 MAZDA)
まず紹介するのは200台限定販売予定とアナウンスされている200ps仕様の"12R"
今回こちらは乗り込みNGでしたが、スタッフさんにお願いするとエンジンルームを見る事が出来ます。
基本的な仕様は昨年発表されたコンセプトモデルをほぼそのまま踏襲していますが、今回チェックした量産予定車でいくつか変わった部分があったので順番に紹介・・・。
変更点①:リアスポイラーが追加。
左:コンセプトモデル、右:量産予定モデル(12R)
変更点②:フロントグリルの意匠。
左:コンセプトモデル、右:量産予定モデル(12R)
変更点③:足回り関連。
⇒アルミホイールのリム部分に切削加工の「MAZDA SPIRIT RACINGロゴ」と「ライン(※)」を追加。
⇒推奨アフターパーツとしてスリット入りブレーキローターを装着。
⇒推奨アフターパーツとして装着されてるADVAN NEOVA AD09はコンセプトモデルとタイヤサイズが異なる(215/40/R17 ⇒ 205/45/17)
※:12R専用仕様で後ほど紹介する標準モデルには未採用。
左:コンセプトモデル、右:量産予定モデル(12R)
変更点④:エンジンルーム関連(12R専用)
⇒エンジンヘッドカバーは結晶塗装に変更してシリアルプレートを追加。
⇒エキマニに断熱用バンテージを巻き付け。
⇒エアクリーナーBOXのMAZDA SPIRIT RACINGロゴマークは無しに。
左:コンセプトモデル、右:量産予定モデル(12R)
変更点⑤:内装関連
⇒12R専用装備のレカロ製フルバケットシートはシートベルトホルダー(青丸部分)が追加されて、座面もシルバーステッチ仕様(黄色矢印部分)に。
⇒シートベルトの色がレッドに進化。
左:コンセプトモデル、右:量産予定モデル(12R)
展示車を見た限りだと変わった部分は以上と思われますが、一番目立つ変更点は「リアスポイラー」
これは昨年ニュルブルクリンクでスクープされて岡山のマツダファンフェスタでも限定公開された開発車両にも装着されていましたが、現在オプションで用意されているMAZDA SPEEDリアスポイラーより大型でダックテール形状になっているのが特徴で、12Rはエアロパーツも含めてグレー塗装になります。
続いてアルミホイールはコンセプトモデルと同様にRAYS TE37を採用していますが、量産予定モデルはリム部分にMAZDA SPIRIT RACINGロゴが追加されていて、12Rはリム周りにラインも採用。
タイヤに関してはコンセプトモデルに装着されてたポテンザ RE-71RSが【215/40/R17】でしたが、今回推奨アフターパーツとして装着されてるADVAN NEOVA AD09は【205/40/R17】
今のところ標準タイヤがどうなるのか明らかにされていませんが、同じサイズになるのが有力でしょうか・・・?
「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER(標準モデル)」
(エクステリア)






(インテリア)






(足回り)


※:展示車にはMAZDA SPIRIT RACINGが推奨するアフターパーツを装着(シートハーネスは12Rのみ)
(画像 MAZDA)
続いて紹介する標準モデルはノーマルのロードスターRFと同じスペックの2.0Lエンジンを搭載して通常販売される予定のモデル。
ただし、ラジエーターは12Rと同様に冷却性をより向上させたMAZDA SPIRIT RACING専用品が採用されます。
今回標準モデルのエンジンルームを見るタイミングが無かったのですが、東京オートサロンのレポート記事によるとノーマルのロードスターRF RSグレードと同じのようですね。
12Rと共通している部分も多くありますが、今のところ確認できているエンジン以外の差別化ポイントを挙げていくと・・・。
ポイント①:ボディカラーとボディデカール。
⇒12Rは「エアログレーメタリック」のみで、ボディデカールを採用。
⇒標準モデルの展示車は「ポリメタルグレーメタリック」で、ボディデカールは無し。
左:12R、右:標準モデル
ポイント②:エアロパーツの色。
⇒12Rは「グレー」
⇒標準モデルは「ブラック」
左:12R、右:標準モデル
ポイント②:アルミホイール
⇒12Rは「MAZDA SPIRIT RACINGロゴ」と「リム部分のライン」
⇒標準モデルは「MAZDA SPIRIT RACINGロゴ」のみ。
左:12R、右:標準モデル
ポイント④:レカロシート
⇒12Rは「MAZDA SPIRIT RACING専用設計のフルバケットシート」
⇒標準モデルは「カタログモデルのRSグレードと同じシートで、ヘッドレストにMAZDA SPIRIT RACINGのエンボス入り」
左:12R、右:標準モデル
まず大きな違いとしてはボディカラーが挙げられますが、すでにエアログレーメタリックのみと発表されている12Rに対して、標準モデルは展示車のポリメタルグレーメタリック以外も選べるようになるのかまだ不明・・・。
ポリメタルグレーメタリックは2022年の商品改良で廃止されてから復活を期待する声もそこそこ多い印象なので、ボディカラーがきっかけでMAZDA SPIRIT RACING ROADSTERを検討するパターンもあるかも?
あと、レッドパイピングのレカロシートは現行モデルの初期~2019年まで採用されていましたが、今回展示車を見るとパイピングの色味が微妙に違う気も・・・。
実際は全く同じ色味の可能性が高いそうですが、もし機会があれば現行型初期モデルと並べてチェックしてみたい部分です。


最後に、マツダブランドスペース大阪のスタッフさんにMAZDA SPIRIT RACING ROADSTER専用のセレクティブキーシェルも見せていただきました。


セレクティブキーシェルに関しては昨年の限定イベントでも検討している事が開発担当者さんから明言されていましたが、スタッフさんによると両方の展示車に装着されてたとの事。
MAZDA SPIRIT RACING ROADSTERに関してはマツダコネクトに表示されるオープニング画面も専用になるようなので、細かな部分までMAZDA SPIRIT RACING専用になりそうですね・・・。
MSpRロードスター。
— taku2 (@taku2_4885) 2025年1月11日
ファンフェスタの限定イベントで聞いてた通りマツコネのオープニング画面もちゃんと専用になってる。https://t.co/s7Rznnuup9 pic.twitter.com/TdsriVa0jf
今回マツダブランドスペース大阪がかなり混んでいたのでチェックしてきた主な内容は以上となりますが、昨年発表されたコンセプトモデルからほぼそのまま市販化されそうなのは注目ポイント。
あとはやはり国内に今まで無かったソフトトップの2.0Lがどのような走りなのか一番気になると思いますが、今年秋の受注開始までに体感試乗できるイベントや機会があるといいかもしれませんね(富士のマツダファンフェスタとか?)
既存オーナーさんの間ではエアロパーツやアルミホイールの単体販売も期待されると思いますが、個人的にはエアロパーツでボディ同色も選べると嬉しいかも・・・。
マツダブランドスペース大阪での展示期間は今のところ案内されていませんが、4月初旬のMAZDA FAN FESTA 2024 IN TOHOKUまでには終了するはずなので、気になる方は早めに行ってみる事をオススメします。
令和6年能登半島地震災害・9月21日豪雨被害の義援金受付関連。
◎石川県公式HP
・地震災害用リンク(令和7年12月26日まで受付)
令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県
・豪雨被害用リンク(令和7年3月31日まで受付)
・富山県公式HP(令和7年3月31日まで受付予定)
・新潟県公式HP(令和7年12月26日まで受付予定)