MX-30の更なるバリエーションとして注目されている発電用ロータリーエンジンを採用するマルチxEV仕様ですが、気になる生産開始時期に関する情報が出てきました。
今回取り上げるのはオーストラリアメディア「Caradvice」
オーストラリアでまもなく発表されるMX-30の現地試乗会場でオーストラリアマツダのマネージングディレクターVinesh Bhindi氏がマルチxEVモデルについて取材を受けています。
Mazda Corporation has announced a 2022 start [for production] and we’ve expressed our interest, so it’s available for our market and we’d love to have a third addition,
マツダはマルチxEVモデルを2022年から導入開始すると公表済みで、オーストラリアにも導入可能なモデルです。
Production would start first quarter of 2022 – that doesn’t mean that’s when we [Mazda Australia] will get it, but assuming we can make a business case and all those usual caveats, it will be sometime next year
マルチxEVモデルの生産は2022年の第1四半期に開始されます。
それはオーストラリアマツダが導入開始するタイミングという意味ではありませんが、ビジネスケースを作った上で通常の流れから想定すると来年中に導入できる可能性があります。
MX-30のマルチxEVモデルの生産開始は2022年第一四半期(1月~3月)から予定されているようです。
昨年開催されたMX-30日本仕様のオンライン発表の場でも丸本社長が「2022年前半から順次市場導入」と公表していたので、そこから逆算してみてもタイミング的にピッタリと言えそうです。
発電用とは言えロータリーエンジンがひとまず復活するので楽しみではありますが、個人的に気になる点も・・・。
実はラージ群モデル第一弾も「2022年初頭に防府工場で生産開始」という流れが有力視されていますが、これが事実だった場合はMX-30マルチxEVモデルの生産開始とほぼ同じという事になります。
MX-30は宇品工場で生産されているので場所は異なりますが、宇品と防府でほぼ同時に新型モデルの生産開始というのはここ最近のマツダでは無かった事例だと思うので「生産立ち上げに関わってる関係者の方々は特に大変だろうな・・・」と思ったりしました。
ちなみに現在トヨタと共同で建設中の米国新工場で生産予定の北米向け新型SUVも「2022年1月から生産開始」にずれ込む見通し・・・。
様々な偶然も重なっていると思いますが、情報が事実だった場合は「宇品・防府・米国」の3か所でほぼ同時に新型車が生産開始されるという可能性もあるのでマツダにとって”2022年第一四半期”はかなり重要なタイミングになるかもしれません。
それぞれの生産開始時期も今後どうなるのか注目です。