つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

今週新たに公開されたマツダが出願中の特許(2021.4.1)

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(画像 ipforce.jp)

今週新たに公開されたマツダが出願中の特許は3件。

せっかくなので3件共に取り上げたいと思います。

 

まずは「エンジンの燃料供給装置」という題名の内容。

特開2021-50716 | 知財ポータル「IP Force」

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(画像 ipforce.jp)

こちらは「48Vハイブリッドの直6ディーゼルエンジン車」に関する内容です。

〇資料に記載されている特許の目的

高圧燃料ポンプを縦置きエンジンに装備する場合、燃料ポンプをエンジンの側壁部の後側部分に配設することによって、車体後部に配置された燃料タンクから燃料ポンプまで接続する燃料供給管を短縮化し、燃料圧送時、燃料供給管内を流れる燃料の圧力損失を低減することができ、衝突時の燃料ポンプの安全性も確保している。
また、燃料ポンプをエンジンの側壁部の後側部分に配設した場合、燃料吸引用の吸引配管は、エンジン前端部分まで延設される。これにより、蓋部材の装着作業性を向上でき、車両衝突時、蓋部材を脱落させて燃料を燃料タンクに還流させることが可能である。
しかし、上記構成であっても、作業性と衝突安全性の両立という観点からは十分ではない。

また、吸引配管の途中部に、吸引方向への燃料流動を許容し且つ反吸引方向への燃料流動を規制する逆止弁(一方弁)を配設することも考えられる。
しかし、逆止弁を吸引配管の前側(吸引側)部分に設置した場合、車両衝突時、逆止弁自体が破損することに加え、後退した逆止弁との干渉により他の装備品が損傷を受ける虞がある。反対に、逆止弁を吸引配管の後側(反吸引側)部分に設置した場合、蓋部材の装着後、逆止弁よりも吸引方向側(下流側)の配管に燃料が多量に滞留するため、車両衝突時、吸引配管の破損に伴い配管内に滞留した燃料が外部に漏れるおそれがある。
本発明の目的は、作業性を向上しつつ衝突安全性を確保可能なエンジンの燃料供給装置等を提供することである。

 

続いては「車両構造」という題名の内容。

特開2021-49792 | 知財ポータル「IP Force」

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(画像 ipforce.jp)

説明図はほぼMX-30が描かれていますが、一枚だけ現行MAZDA6っぽいセダンも登場しています。

まさかラージ群ベースのセダンという事は無いですよね・・・?

車体後部に発生してる渦を”FR”と表してるのでなおさら勘ぐってしまいます(笑)

〇資料に記載されている特許の目的

本発明者らの研究によれば、走行中の車両の後方に空気流が螺旋状に延びるように流れる後流渦が形成され、この後流渦が車両の走行抵抗に影響を与えることが判明した。

さらに、前記後流渦のサイズが大きい or 強い渦流であるほど、大きな走行抵抗となることが判明した。

従って、前記後流渦を可及的に小さく(弱く)することで走行抵抗を低減することが求められている。

本発明は上記の課題に鑑みて為されたもので、後流渦に起因する走行抵抗を低減可能な車体構造を提供することを目的とする。

 

最後は「エンジンの排気浄化装置」という題名の内容。

特開2021-50650 | 知財ポータル「IP Force」

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(画像 ipforce.jp)

こちらは「尿素SCR装置付きのツインターボディーゼル」に関する内容です。

日本向けのSKYACTIV-Dは現在も尿素SCR装置無しですが、欧州向けは装着されているのでそれに関する内容かもしれません。

〇資料に記載されている特許の目的

本発明は、排気ガス流量が所定量以上となるエンジンの運転状態、例えば車両の加速時において、適切に増加させた目標還元剤吸着量に基づき還元剤インジェクタから還元剤を噴射させることで、選択還元型NOx触媒からの還元剤のスリップを抑制しつつ、選択還元型NOx触媒によるNOx浄化率を改善することができるエンジンの排気浄化装置を提供することを目的とする。

 

今週新たに公開された特許出願は以上となります。

来週以降も気になる内容があれば取り上げていきたいと思います。