新型導入後もしばらく続けられてきた”2代目BT-50”の生産がついに3月31日で終了。
これでマツダは国内外共に商用車生産を終了した事になります。
今回取り上げるのはおなじみ「中国新聞」の記事。
・タイ工場で行われて来た”2代目BT-50”の生産が3月31日で終了。
・1931年発売の3輪トラック「マツダ号DA型」から約90年続けられてきた商用車生産から撤退。
マツダは「独自開発・国内製造」のボンゴバン・トラックの生産を昨年終了。
これに続いて「フォードとの共同開発・海外製造」だった2代目BT-50の生産も終了した事で商用車生産を完全に終える形となりました・・・。
いすゞからのOEM車となった新型BT-50はすでにオーストラリアとタイで発売開始されていますが、まだ2代目の販売が行われてる地域でも順次モデルチェンジすると思われます。
マツダにとって商用車生産は3輪トラック「マツダ号DA型」から開始した「創業事業」
原爆投下の僅か4か月後に生産を再開して復興の支えになった歴史等も含めてマツダの歴史に最も深く関わってきた車種と言えるかもしれません。
安全・環境規制が厳しさを増している状況なので、経営資源を主力の乗用車に集中しないといけない状況とはいえやはり寂しさもありますね・・・。
普段商用車のメーカーまで意識する事はさすがに少ないですが、これまで生活してきた中でマツダの商用車・トラックを使用して役に立った場面は必ずあったはずですから。
電動化などが騒がれてきている中でマツダは今後さらに乗用車開発・生産へ集中する事になりますが、これからも”人間中心”の車を生み出してくれると期待しています。