今夜1時頃(日本時間)に正式発表される予定だったマツダのラージ商品群第一弾モデル「CX-60」の実車画像が一足早くリークされました。
早速ですが詳しくチェックしていきたいと思います。
CX-60に関しては今夜1時頃に欧州マツダが商品紹介PVを公開する形で世界初披露される予定でした。
ところが、昨夜寝る前にTwitterをチェックすると欧州の自動車メディア「autoevolution」がCX-60正式発表の記事を何故か公開・・・(記事は削除済み)
ちょうど1時ごろに公開されたようなのでおそらく情報解禁日を一日間違ったのだと思いますが、画像や記事の内容はすでにWEB上でどんどん拡散されています(苦笑)
今回もネタバレに配慮しつつ画像や内容を詳しくチェックしていきます。
※今回の内容はネタバレ要素が強い内容となっているので、ここから先はその点にご注意の上でチェックしていただけたらと思います。
〇エクステリア
すでにティザー画像が3回公開されている事に加えて、テスト車両も先月スクープされていたのである程度頭の中に合ったイメージ通りですが、やはりFRらしいプレミアムディスタンスと横長に光る意匠のテールランプに目が行きますね。
サイドビューでは第7世代モデルの特徴であるリフレクションも確認出来ます。
フロントフェンダーのエンブレムを見る限りだとこの車両は「プラグインハイブリッド仕様(PHEV)」
そして今回公開されたボディカラーはおそらくティザー広告第3弾で紹介されていた「ロジウムホワイトメタリック」だと思われます。
エクステリアでまず気になったのは「フロントグリルのブロックメッシュ」
今回公開された車両のフロントグリルは「縦長のブロックメッシュ」ですが、ティザー広告第一弾で公開されたソウルレッドの車両は「横長のブロックメッシュ」でした。
ちなみにドイツでスクープされたテスト車両も「横長のブロックメッシュ」
マツダのラージ商品群第一弾モデル「CX-60」と思われるテスト車両がついにスクープされたので詳しくチェック。 - つらつらとMAZDA
シグネチャーウイングの色も含めてこのあたりは搭載されるパワートレインやグレードによって差別化されてる可能性が有力ですね。
そして、以前ブログで予想していた「MRCC用フロントレーダーの取り付け位置」はやはり最近登場したMX-30・CX-50とは違って再びフロントエンブレム内部に装着されるようです。
先日スクープされたCX-60のテスト車両で新たに気になったポイント「MRCC用フロントレーダーの位置」 - つらつらとMAZDA
〇インテリア
今回公開されたのはティザー広告第2弾でチラ見せされたホワイト系の素材とメープルウッドの本杢目パネルを組み合わせた内容。
注目すべきポイントが多いので順番に紹介・・・・。
ポイント①:より高剛性になったように見えるドアグリップ
内装で特に重要視するドアグリップはスモール群モデルの物より一回り程度太めに見える気もする・・・?
握った時の剛性感は内装全体の印象にも繋がるのでこのあたりは是非実際に試してみたいところですね。
ポイント②:CX-50につづいてパノラマサンルーフ採用。
CX-50でマツダ車初採用となったパノラマサンルーフですが、CX-60にも無事(?)採用されるようです。
既存のマツダ車ではサンルーフの選択範囲がかなり限られる場合が多いので、CX-60では出来る限り多くのグレードで選択できるようになる事を願うのみですね・・・。
ポイント③:ステアリング関連。
既存の第7世代スモール群モデルと比べるとスポーク形状が変わった事に加えてボタン周りのシルバー加飾がやや細めになっています。
そしてさらに注目なのはステアリングコラムにあるこのスイッチ・・・。
前後・上下に矢印が刻印されてるのでCX-60は「電動チルト・テレスコピックステアリング」になっている可能性が高そうです。
マツダが重要視しているドライビングポジションを合わせるのがより簡単に行えるようになりそうですね。
ポイント④:シフトノブ周辺
CX-60のシフトノブは形状や操作方法がMX-30と同じようですが、周辺のボタンやスイッチはMX-30より多いですね。
シフトノブ前方にある横長のスイッチはおそらく「Mi-Drive」だと思いますが、今回の車両はプラグインハイブリッドなのでそれ以外のボタンはEV走行モードなどに関係する可能性もありそうです。
加えて、既存のマツダ車に採用されてるピアノブラックのパネルは指紋や汚れが目立ちやすかったのでCX-60のシフトノブ周辺にメープルウッドの本杢目パネルが採用されてるのはかなり嬉しいポイント。
ただ、これもグレードによって変わってくると思うのでこのあたりは続報に注目ですね。
ポイント⑤:フル液晶メーター
ここ最近他メーカーで採用例が増えているフル液晶メーターがついにCX-60でマツダ初採用となっています。
個人的には機械式時計を思わせるくらい精密なアナログメーターが採用されると嬉しかったのですがこのあたりは時代でしょうか・・・・。
ただ、アナログメーター派でも納得出来るくらいグラフィックがキレイという噂も耳にしたので期待したいところです。
ポイント⑥:マツダコネクト用ディスプレイ。
CX-5と比べてみるとCX-60のマツダコネクト用ディスプレイは一回り大きいようにも見えますね・・・。
ディスプレイ本体の左右にドライバーモニタリング用カメラのスペースが追加されてるのでより大きく見えるのかもしれません。
ディスプレイに関してもグレードによってサイズが異なる可能性もあるので続報を待ちたいところです。
最後に海外フォーラム「reddit.com」のマツダ専用ページに削除されたautoevolutionの記事のログがあったので記載されていた一部スペックや装備に関する情報を・・・。
First official image of CX-60 : mazda
プラグインハイブリッドは「改良版SKYACTIV-G 2.5」と「100kWのモーター」を組み合わせたシステムで搭載されるバッテリー容量は17.8kWh
システム合計出力は「322ps(241kW)」で0-100km/hは約5.8秒
フルエレクトリックモード(EV走行)の航続距離は約60kmで時速100kmまで加速可能。
220V電源に対応した通常のAC充電ソケットに接続すれば、空の状態から満充電までわずか4時間で充電可能。
マイルドハイブリッドは「直6 3.0リッターのSKYACTIV-X」と「直6 3.3リッターのSKYACTIV-D」
AWDは後輪を優先的に駆動するシステムとなっているが、より優れたトラクションと制御を実現するために常時AWD駆動になっている。
トーイング(牽引)機能は2,500kg
ホイールは「18インチ」と「20インチ」の2種類。
「ワイヤレスAppleCarPlay」と「ワイヤレスAndroidAuto」を採用。
より大型化されたヘッドアップディスプレイを採用。
トランク容量は最大1,148リットル
まだ正式に発表されていないので念のため"現時点ではあくまで噂"と見ておいた方が良さそうですが、8速ATは予想通りマツダ独自開発との事。
ちなみに、日本仕様ではマイルドハイブリッド"無し"の「3.3リッターSKYACTIV-D」と「SKYACTIV-G 2.5」も設定されるという噂が出ているので注目ですね。
現時点で確認出来る情報や画像は以上となります。
すでに海外フォーラム上でも様々な意見交換が行われている事に加えて今夜1時頃の正式発表でもさらに情報が出てくると思うのでまた改めて取り上げたいと思います。