
今月は中々動きが無かったマツダの特許関連情報ですが、今週はロータリーエンジンに関する特許出願が公開されています。
〇特許情報プラットフォーム
まずは「ロータリーピストンエンジン」という題名の内容から紹介。
https://ipforce.jp/patent-jp-P_A1-2025-22042















◎資料に記載されている特許の目的
ロータリーピストンエンジンでは、排気行程で排出される排気ガス中に含まれる未燃燃料の変化が大きいことで知られている。これに関連して、O2センサによって検出される排気ガスの酸素濃度の振れ幅も大きくなる。
その結果、フィードバック制御の制御性が低下するおそれが生じる。また、排気ガスに含まれる未燃燃料が一時的に増加したときには、エキマニの下流に設けられている触媒に到達する未燃燃料が増加し、触媒の浄化性能が低下するおそれがある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、O2センサによって検出される酸素濃度の振れ幅を低減し、制御性の低下および触媒の浄化性能の低下を抑制できるロータリーピストンエンジンを提供することを目的とする。
そしてもう一つは「エンジンの燃料系異常診断装置」という題名の内容。











◎資料に記載されている特許の目的
エンジンの構成次第では、高燃圧ポンプに係る燃料系統の容積が小さく、前記燃圧が上昇し易くなる。加えて、エンジンの停止時には、燃料の温度が上昇し、燃圧の高圧化を招く可能性がある。
前述した要因と、エンジンの始動装置に起因したリリーフ弁の振動とが相まって、エンジンの始動時に、リリーフ弁が開弁してしまう可能性があることが新たにわかった。そうした開弁は、高燃圧ポンプの故障に起因したものではない。
始動時におけるリリーフ弁の開弁は、エンジンの動作不良を招くばかりでなく、前述のように、高燃圧ポンプの故障判定に際して誤判定を招くことになるため不都合である。
本開示は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エンジンの動作不良の抑制と、高燃圧ポンプのより正確な故障判定と、を両立することにある。
どちらも1ローターの発電用ロータリーエンジンを搭載したハイブリッド車に関する特許出願で、特に1つ目は直噴エンジンやEGRシステム採用にも触れている事から、MX-30 Rotary-EVに搭載されている"8C型"に関係するのがほぼ確実。
今回紹介した特許出願の内容はすでに8C型へ反映されてる可能性が高いですが、2つ目の内容を見ると1ローター式ロータリーエンジン採用する事によって燃料供給系統もレシプロエンジンよりコンパクトになるメリットがある一方で、燃圧が上がりやすい課題も生まれるようです。


すでにご存じの方も多いと思いますが、マツダは昨年2月1日にロータリーエンジン開発グループを再始動させており、昨年5月には1ローター/2ローターのRotary-EVシステムコンセプトも公開。
さらに毛籠社長は先月の東京オートサロンで「開発は順調に進んでいて北米の排ガス規制をクリアする目途も立った」と明言しました。
Rotary-EVシステムに関してはICONIC SPの量産化に注目が集まっていますが、そろそろ1ローター版がMX-30以外に搭載されるのも期待したいところ・・・。
なかなか目立った特許出願が公開されない状況が続いていますが、今後次期CX-5に搭載される新型ストロングハイブリッドや次世代ガソリンエンジン"SKYACTIV-Z"などに関する特許出願も公開されると思うので、引き続き注目しておきたいと思います。
令和6年能登半島地震災害・9月21日豪雨被害の義援金受付関連。
◎石川県公式HP
・地震災害用リンク(令和7年12月26日まで受付)
令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県
・豪雨被害用リンク(令和7年3月31日まで受付)
・富山県公式HP(令和7年3月31日まで受付予定)
・新潟県公式HP(令和7年12月26日まで受付予定)