つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

マツダのル・マン参戦車「MAZDA 767B(シャーシNo.767-003)」が海外で出品中。

(画像 Hemmings)

4ローターロータリーエンジンを搭載したマツダル・マン参戦マシン「MAZDA 767B」が海外で出品されています。

 

 

 

マツダ/マツダスピードは、1987年全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権(JSPC)最終戦に試験参戦させたMAZDA 757E()」で4ローターエンジンを実戦初投入していますが、翌年からは4ローターエンジン専用シャシーを採用したMAZDA 767」を投入して、1989年にはエンジンや整備性をアップデートさせたMAZDA 767B」が登場。

1989年ル・マン24時間レースでは出走した3台がそれぞれ総合7、9、12位で完走した事によって、当時の日本車/日本人ドライバー(9位:従野孝司)最高位タイと日本車の最多周回数記録を達成しました。

※:1986年に登場した3ローターエンジン初搭載車「757」のホイールベースを伸ばした試作車両

1989年ル・マン24時間レース、左から「201号車 / 202号車 / 203号車」(画像 MAZDA UK)

3台制作された767Bは、現在日本の星野仙治さんが所有している【767B-001】と、北米マツダ保有している【767B-002】が一般公開やデモランを定期的に実施しているので実車や画像を見た人も多いと思いますが、残る1台が今月海外のサイトで販売している事が明らかになりました。

 

 

 

 

今回取り上げるのは米国のヘリテージカー販売専門サイト「Hemmings」に掲載された販売情報。

https://www.hemmings.com/classifieds/listing/1989-mazda-chicago-illinois-2902532

(画像 Hemmings)

今回出品されたのはゼッケン203の767Bですが、調べた限りだとこの車両はマツダスピードが1991年頃に売却してから複数オーナーの手に渡っており、2010年代前半にドイツ人オーナーの元へ渡った時にはレストアが実施され、その後マツダル・マン参戦車が一堂に会した2016年Goodwood Festival of Speedやル・マンクラシック等のイベントでデモランも実施。

2017年には海外のヒストリックカーオークションにおいて175万ドル(当時のレートで約1億9400万円)で落札された事も話題になりました。

レストアが行われた事もあって非常にキレイな状態ですが、この車両で気になるのは767Bにも関わらずシフトレバー前方に貼られているシャシーナンバーが【"767"-003】である事。

767をベースに767Bへアップデートされた可能性も考えられますが、実物の767-003はル・マン24時間優勝によって787Bのレプリカに使われた予測も出てるので、少し謎に包まれた車両でもあります。

今回767-003を出品したMouse MotorsのInstagramには、より詳しい画像が多く投稿されてるので気になる方は是非チェックを・・・。

 

 

 

販売価格は"INQUIRE(問い合わせ)"と書かれていますが、マツダ保有せずに稼働状態を維持している4ローターエンジン搭載車は相当少ないので、2017年の落札額に近い販売価格かも・・・・。

すでに多くの注目が集まってるようですが、次のオーナーにも大切にされる事を願います(日本に帰ってきたら一番嬉しいですが・・・)

 

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令和6年(2024年)能登豪雨に係る災害義援金の受付について | 石川県

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