
2026年最初の1週間で気になるマツダの特許出願が複数公開されました。
〇特許情報プラットフォーム
最初は、昨年12月に米国で公開されていた「一体成型アルミダイキャスト(ギガキャスト?)を採用した車体構造」に関する特許出願が日本でも公開されたので改めて紹介・・・。
「車体構造」
https://ipforce.jp/patent-jp-P_A1-2026-151

















☆資料に記載されている特許の目的
左右のサスペンションタワーを一体成型して部品点数を削減するとともに、前後方向からの衝撃荷重に対して十分な車体剛性を確保できるようにすることにある。
「後部車体骨格部材の製造方法及び後部車体構造」
https://ipforce.jp/patent-jp-P_A1-2026-147













☆資料に記載されている特許の目的
車体の部品点数を削減する観点から、右側のリヤサスペンションタワー部及び左側のリヤサスペンションタワー部を中間の連結部によって連結した状態で、鋳造によって一体成型することにより車体後部の骨格部材を得ることが考えられる。このような骨格部材には、剛性を確保するためにリブを一体成型する必要がある。
ところで、骨格部材は、左右のリヤサスペンションタワー部を連結部で連結した部材であることから大型な部材であり、このような大型の骨格部材を成型する際に使用される金型をできるだけ小さくするために、骨格部材の投影面が小さくなる方向を金型の移動方向として設定したい。
上述したように、金型の移動方向を設定する際に骨格部材の大きさを考慮する必要があるが、その一方で、リブを骨格部材に一体成型する場合に補強効果を優先した向きとなるようにリブの向きを設定したいという要求もある。
本開示は、かかる点に鑑みたものであり、その目的とするところは、鋳造時の投影面を小さくするとともに、衝突時における入力荷重に対する剛性を向上させることにある。
この特許出願はフロント・リアの車体フレームをアルミダイキャストで一体成型(=ギガキャスト)する事を目指している内容ですが、現在この製法を量産車に導入しているのはテスラやトヨタくらいなのに加えてマツダは既存の製造設備をフル活用する方針を示していたので、ギガキャストを意識している特許が出願されたのは中々の驚き。
さらに説明図に描かれている車体が2ドアである事や、ハイブリッド・BEV車の場合は駆動用バッテリーをセンタートンネル内に搭載しようとしてる点から、スポーツカーやセダンのような車体/車高が低いモデルを特に意識してるようにも感じます。
マツダは数年前から「スポーツカー向けと思われるアルミ製スペースフレーム」の特許を多数出願してきましたが、今回の車体構造が進化版みたいな展開もあるのでしょうか・・・?


続いて紹介するのは「回転電機及び回転電機の製造方法」という題名の内容。
https://ipforce.jp/patent-jp-P_A1-2026-651























☆資料に記載されている特許の目的
回転電機には、通常、センサが設けられている。センサは用途に応じた位置に配置されるため、回転電機の組立又は設置作業中に、センサとその出力を利用する外部の装置との間で、配線の接続作業が求められることがある。センサにおける配線のコネクタの接続作業も、共通のサービスホールを用いて、端子台における端子の接続作業と一緒に行いたい。
本開示の目的は、回転電機において、筐体に設けられた共通のサービスホールを用いて、端子台における端子の接続作業とセンサにおけるコネクタの接続作業との両方を効率的に行うことにある。
こちらは4気筒レシプロエンジンを組み合わせたFF用ハイブリッドシステムに関する特許出願ですが、エンジンとトランスミッションの間にモーターを搭載している構造なので、新型CX-5から導入される新型ストロングハイブリッド関連なのが有力。
マツダの新型ストロングハイブリッドはパラレル式で開発している事がすでに公表されていて、関連性がありそうな特許もすでに複数出願されています。
(現在MAZDA3やCX-30に搭載されてるM Hybridはオルタネーターやスターター機能と兼用するベルト式ISG)
今回の特許はハイブリッドシステムの構造だけでなく製造方法も含まれてますが、説明図に描かれている車両がコンパクトハッチバックのように見えるのも興味深いところ・・・。
新しいハイブリッドシステムは新型CX-5を皮切りに他の車種にも展開される可能性が高いので、MAZDA3にも搭載する隠れメッセージだったりするかも?(笑)
ただ、ハイブリッド用バッテリーの搭載位置はフロア下を前提にされてるので、車高が低い車種が対応できるのか気になりますね。
昨年は特許出願・登録件数がなかなか増えない時期もありましたが、今年は正月休み明けから気になる特許出願が複数出てきました。
今後のマツダにとって鍵になるのは2027年頃に登場予定の「次世代ガソリンエンジン"SKYACTIV-Z"」「新型ストロングハイブリッド」「EV専用プラットフォーム」あたりだと思いますが、これらに関する特許も今後さらに増えてくる可能性が高いので今年も情報に注目しておきたいと思います。
令和6年能登半島地震災害・9月21日豪雨被害の義援金受付関連。
(全て令和9年3月31日まで受付)
◎石川県公式HP
・地震災害用リンク
令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県
・豪雨被害用リンク
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