つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

今週新たに公開されたマツダが出願中の特許(2020.8.6)

今週新たに公開されたマツダが出願中の特許は26件。

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(画像 ipforce.jp)

その中から気になった内容を取り上げます。

 

まずは「車両の制御装置」という内容。

特開2020-118104 | 知財ポータル「IP Force」

 

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(画像 ipforce.jp)

説明図にモーターとバッテリーが記載されてるのでハイブリッドですが、組み合わされるエンジンはディーゼルエンジン

つまりディーゼルハイブリッドです(おそらくマイルドハイブリッド)

横置き搭載なのでスモール群モデル向けでしょうか・・・?

 

資料に書かれている特許の目的は・・・・

圧縮着火エンジンの出力軸に発電可能なモーターを連結し、車載二次電池に前記モーターの発電電力を充電させると共に、エンジンのアシストを行わせるエンジンシステムが知られている。

このようなエンジンシステムでは、運手者のアクセルワークに基づかず、モーター抵抗の付加によってエンジン負荷が変動するため、予混合圧縮着火燃焼の燃焼騒音の低減を図るにはモーター抵抗の付加を加味した制御を行う必要があるが、未だ有用な制御技術が提案されていないのが現状である。

本発明は、圧縮着火エンジン及び発電可能なモーターが搭載された車両において車両の静粛性と優れた燃費性能の確保とを両立させることができる車両の制御装置を提供することを目的とする。

マツダは2030年時点で販売している車両の95%がハイブリッドを含む何らかの電動デバイスを搭載する戦略を発表済みなので、ディーゼルエンジンにも何らかの電動デバイスが搭載される可能性は非常に高いです。

さらに、SKYACTIV-Dの第2世代も2021年以降に導入予定という話が出ていますがマイルドハイブリッドが採用される可能性も十分考えられますね。

 

 

次は「車両のホイールアライメント計測装置及び計測方法」という内容。

特開2020-118506 | 知財ポータル「IP Force」

 

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(画像 ipforce.jp)

文字通り、開発段階で使われるホイールアライメント計測装置に関する内容です。

資料に書かれている特許の目的は・・・・

車両走行時の円滑な操舵性を得るためには、車両静止状態におけるアライメントのみを考慮するのではなく、車両走行時を想定した動的なアライメントを考慮することが好ましい。

ここで、車両がコーナーを曲がるときにはホイールに路面からの荷重がかかる。ホイールに路面からの荷重がかかると、ホイールと結合されたホイールハブやホイールハブ等を介してホイールと連結されたダンパにも荷重がかかる。

そして、かかった荷重に応じてホイールハブが変位したりダンパが作動したりして車高が変化する。このため、車両の走行安定性を向上させるにはホイールハブにかかる荷重やダンパにかかる荷重を考慮してホイールアライメントを検証する必要がある。

よって、車両走行時の車両の状態を考慮してホイールアライメントを検証するという観点からは従来のホイールアライメント計測に対して改良の余地がある。

ここに開示された技術は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは車両走行時の車両の状態を考慮してホイールアライメントを検証できるようにすることにある。

 

今週の出願公開は以上になります。

来週はお盆シーズンという点から特許に関する情報更新があるのか分かりませんが、更新が合った場合は引き続き取り上げたいと思います。