つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

「新型CX-5」に採用された内外装デザインの考え方は他の車種にも順次展開予定?

(画像 ドイツマツダ)

「新型CX-5」に採用された内外装デザインに関する新たな話題が出てきました。

 

 

今週10日に欧州でワールドプレミアされた新型CX-5は、ソウルレッドクリスタルメタリックの実車と一部諸元が公開されており、早速国内外で大きな話題を集めている状況・・・。

欧州仕様の最上級グレード"HOMURA" (画像 ドイツマツダ)

その中でも特に内外装デザインや物理スイッチ廃止は色んな意味で話題を集めている印象ですが、これに関する新たな話題が出てきました。

 

 

 

今回取り上げるのは海外メディア「Motor1.com」と「AUTOCAR」が掲載した記事。

〇Motor1.com(北米)

https://www.motor1.com/news/765328/cx5-inspiring-future-mazda-designs/

Mazda's best-selling SUV wears an evolved version of the automaker's signature Kodo design language, complete with a new stacked headlight treatment, updated taillights, and a fresh "MAZDA" logo wordmark.

Speaking with Stefan Meisterfeld, VP of Strategic Planning for Mazda North America, he notes that this updated look will, in part, inspire most Mazda products moving forward.

マツダのベストセラーSUVは、魂動デザインの進化版を採用する事で新しいヘッドライト意匠、改良されたテールランプ、そして新鮮な"MAZDA"ロゴのワードマークを完備しています。

北米マツダ 戦略企画担当副社長のStefan Meisterfeld氏は、この刷新されたデザインが、今後のマツダ製品のほとんどにインスピレーションを与えるだろうと述べています。

"I would say the new CX-5 is a pioneer of a slightly evolved design language," Meisterfeld tells Motor1.

"Some elements of it you may see on future vehicles as well… It's our future direction. And yeah, you would see more of these elements in future vehicles."

It's not just the exterior, either. The CX-5 sports a 15.6-inch central touchscreen with a new minimalist interior design.

It's the first Mazda product with the new touchscreen, and both the technology and the cabin design should make their way to more Mazda vehicles in the future.

「新型CX-5は、進化したデザイン言語の先駆者と言えるでしょう」とMeisterfeld氏はMotor1に語った。

その要素のいくつかは、将来の車にも見られるかもしれません…これが私たちの将来の方向性です。そして、将来の車にはこれらの要素がさらに多く見られるようになるでしょう。

エクステリアだけではありません。新型CX-5は15.6インチのセンタータッチスクリーンと、ミニマルなインテリアデザインを新たに採用しました。

新型CX-5マツダ車で最初にこの新しいタッチスクリーンを採用したモデルであり、この技術とキャビンデザインは、今後さらに多くのマツダ車に採用される予定です。

 

〇AUTOCAR(英国)

Where the CX-5 features a new, 15.6in Google-powered infotainment touchscreen (a smaller 12.9inch screen is used in base trims). Most notably, the new set-up means Mazda has done away with physical climate controls and removed the long-standing selection dial. 
This change was requested by owners, technology research boss Christian Schultze said, and is a “big improvement” over what Mazda currently offers. 

CX-5には、Googleが提供する15.6インチのインフォテインメントタッチスクリーンが新たに搭載されています(ベースグレードでは12.9インチの小型スクリーンが採用されています)。最も注目すべきは、この新しいシステムにより、マツダはエアコンの物理スイッチと長年採用されてきたコマンダーダイヤルも廃止したことです。

欧州マツダの技術研究責任者Christian Schultze氏によると、この変更はオーナーからの要望によるもので、マツダが現在提供している機能と比べて"大幅な改善"と語った

Elsewhere, the removal of the dial has freed up space on the centre console, meaning a wireless charging pad has been fitted.

This new interior set-up, which European design director Jo Stenuit confirmed will be rolled out across the rest of the range in due course, also features a new steering wheel adorned with Mazda’s fresh typeface branding (which can also be found at the rear).

ダイヤルの廃止によりセンターコンソールのスペースが増えて、ワイヤレス充電パッドが装備されました。

欧州マツダのデザイン責任者Jo Stenuit氏が発表したこの新しいインテリアは、他のモデルにも順次展開される予定で、マツダの書体ロゴがあしらわれた新しいステアリングホイールも特徴です(リアにも配置されています)。

今回取り上げた2つのメディアは新型CX-5の内外装デザインについて北米と欧州の責任者へインタビューを行っていますが、新型CX-5で採用された内外装デザインの考え方は今後他の車種にも反映・展開予定と回答。

エクステリアに関してはICONIC SP・EZ-6でシグネチャーウイングに沿ったブラックの意匠を採用していたので、今後他の車種に展開されるのはある程度予想出来ましたが、インテリアに関しては物理スイッチ/コマンダーダイヤル廃止がかなり騒動になっているので、他の車種に展開するのは不安を感じるのが正直なところ・・・。

シグネチャーウイングはICONIC SPからブラックで囲う意匠に進化 (画像 MAZDA)

欧州マツダの技術研究責任者Christian Schultze氏は、物理スイッチ/コマンダーダイヤルを廃止したのはオーナーからの要望と回答していますが、10日のワールドプレミアから出来る限り反響をチェックする限りだと、普段チェックしているマツダ系WEBフォーラムだけでなく、自動車メディアからも批判の声がかなり多い印象。

新型車や商品改良で様々な意見や賛否が飛び交う事自体は普通で、ネットと世間一般の評価が必ず一致するとも限りませんが、今回はいつも以上に批判や酷評が多い印象(プチ炎上状態?)で、中にはマツダへ抗議するための署名活動を始めるユーザーまで出てきたので、お世辞にも評判がイイとは言えない雰囲気を感じます。

これはあくまで個人的予想ですが、ユーザーが期待してたのはコマンダーダイヤル/物理スイッチを無くす事ではなく「システム構成は従来のままで、センターディスプレイのタッチ操作機能だけ追加する事」だったのではないでしょうか?

海外向けのマツダコネクトはすでにAppleCarPlay / AndroidAutoのタッチ操作(停車時のみ)が可能なので、技術的にもハードルは低いはず・・・。

☆CX-90でAppleCarPlayをタッチ操作している動画

さらに、欧州の安全性評価EURO NCAPでは2026年から評価項目にタッチパネルの使用頻度を加える方針が示されてる事に加えて、タッチパネルから物理スイッチへ回帰する方針を表明した自動車メーカーも複数出てきてます。

EURO NCAPは今のところ【方向指示器、ハザード、ホーン、フロントウィンドウのワイパー、緊急通報ボタン】を評価対象にする方針のようですが、安全性評価はほぼ毎年更新されているので、さらに評価範囲が広がる可能性も十分ありそう・・・。

安全性評価はライトユーザーでも重要視するでしょうからね・・・。

 

 

 

一般ユーザーが実車に触れる事が可能になるとまた評価も変わるかもしれませんが、ここまで批判の声が多い状況を見ると他の車種に展開するのはまだ期待よりも不安の方が大きいのが率直なところ。

内外装デザインやセンターディスプレイに関しては早く実車で最終判断したいと思っていますが、まだ公開されてない情報がたくさんあるので、今後もしばらく様々な意見が飛び交う事になりそうです。

 

令和6年能登半島地震災害・9月21日豪雨被害の義援金受付関連。

◎石川県公式HP

地震災害用リンク(令和7年12月26日まで受付)

令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県

・豪雨被害用リンク(令和7年3月31日まで受付)

令和6年(2024年)能登豪雨に係る災害義援金の受付について | 石川県

富山県公式HP(令和7年3月31日まで受付予定)

富山県/「令和6年能登半島地震災害義援金(富山県被災者支援分)」の受付について

新潟県公式HP(令和7年12月26日まで受付予定)

令和6年能登半島地震で被災された方々(新潟県の被災者)への義援金の受付について - 新潟県ホームページ