
現行のマツダ車で唯一ロータリーエンジンを搭載している「MX-30 Rotary-EV」の納期長期化に関する新たな情報が出てきました。
MX-30 Rotary-EVは発電用ロータリーエンジンを搭載したシリーズハイブリッド式PHEVとして2023年に登場しましたが、マツダは6月下旬に「在庫車両以外の仕様は生産までに"相当長い期間"待つ必要あり」という注釈を公式HPに掲載。
(7月25日時点だと受注も停止している模様・・・)


ほぼ同時期に欧州仕様の生産終了が報道された事もあって先行きが気になっていましたが、納期が長期化している理由に関する情報が出てきました。
今回取り上げるのは「carview!」と「HENSHUSHA」に掲載された記事。


どちらも自動車ジャーナリストの小林和久さんがMX-30 Rotary-EVを改めて長期間試乗したレポートですが、受注停止している理由をマツダ広報部へ問い合わせると「2025年9月1日から施行される電池安全に関するR100-03規制への対応」が理由と説明されており、品質確認ができ次第生産を再開予定するようです。
これは国連が定めた電動車(BEV/PHEV/HEV)と車載用バッテリーパックを対象にした安全法規で、新たなレギュレーションでは感電防止や残量低下時の警告強化を行う必要があるとの事。
ちなみに、国内向けのマツダ車では「CX-60/CX-80 PHEV」も在庫が無い仕様の納期が長期化していますが、こちらもR100-03規制対応が理由になってる可能性が高そう・・・。
さらにMAZDA3・CX-30もマイルドハイブリッド車が用意されているので、今後規制対応するために納期が延びるかもしれませんね。
(場合によっては規制対応に合わせて商品改良を行うかも・・・?)

生産再開時期はまだ決まってないようですが、とりあえずMX-30 Rotary-EVの国内販売が継続されるのが明らかになったのは嬉しいポイント。
これ以外の車種も規制対応に合わせて改良や仕様変更を行う可能性も考えられるので、引き続き情報に注目しておきたいと思います。
令和6年能登半島地震災害・9月21日豪雨被害の義援金受付関連。
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令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県
・豪雨被害用リンク(令和7年3月31日まで受付)
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