つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

マツダの”あくまで出願公開”(2020.3.5)

今週新たに公開された出願中のマツダの特許は合計13件。

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(画像 ipforce.jp)

その中から気になった内容を取り上げます。

 

 

まずは「繊維強化樹脂製部材」という内容。

(出願はマツダとミズノ テクニクス株式会社の共同)

特開2020-32629 | 知財ポータル「IP Force」

 

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(画像 ipforce.jp)

こちらは炭素繊維強化樹脂(CFRP=カーボン樹脂)を用いた補強部材に関する内容です。

発明者の中に”大明神”のお名前が・・・♪(同姓同名の別の方では無いですよね?)

 

特許の目的は・・・

組物技術を用いた炭素繊維強化樹脂製部材を、自動車の車体における補強部材として採用しようとする場合、部材の長手方向全域に亘って炭素繊維の繊維方向を車幅方向に平行に延ばすように配向した場合には、当該部材に曲げ荷重がかかった際の減衰が得られ難い。

逆に、部材の長手方向全域に亘って炭素繊維の繊維方向を車幅方向に対して斜め方向に延ばすように配向した場合には、当該部材に曲げ荷重がかかった際の高い剛性が得られ難い。

そこで、組物技術を採用することにより曲げ荷重がかかった場合の高い剛性を得ることができるとともに、優れた振動減衰性能を得ることができる繊維強化樹脂製部材を提供することを目的とする。

 

この内容をマツダと共同で出願しているミズノ テクニクス株式会社という会社はスポーツ用品で有名なミズノのグループ会社でカーボン事業も行っています。

これまでのカーボン製スポーツ用品に加えてトヨタ・MIRAIの水素貯蔵タンク用カーボン素材も手掛けられてます。

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(画像 ミズノテクニクス株式会社)

マツダの特許・出願でカーボン樹脂に関する内容はこれまでも登場してきていますが、量産車への本格採用も近いのかもしれません。

 

 

次は6件の「停車支援装置」という内容。

特開2020-32781 | 知財ポータル「IP Force」

特開2020-32782 | 知財ポータル「IP Force」

特開2020-32783 | 知財ポータル「IP Force」

特開2020-32784 | 知財ポータル「IP Force」

特開2020-32785 | 知財ポータル「IP Force」

特開2020-32786 | 知財ポータル「IP Force」

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(画像 ipforce.jp)

マツダが考える自動運転システム「 Mazda Co-Pilot Concept」に関係してくると思われる内容です。

 

特許の目的は・・・

近年、車両の自動運転技術の開発に伴い高精度地図や車載カメラ等の機器に関する技術が大きく進歩している。

停車支援装置においても、これらの機器から提供される情報を有効に利用し、より運転者の救助に資する停車支援を行うことが待望されている。

本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、より運転者の救助に資する停車支援を行うことが可能な停車支援装置を提供することを目的とする。

マツダは2020年から自動運転の実証試験を開始予定なので今後より精度を上げて量産車へ採用されていくと思われます。

 

 

今週気になった内容は以上になります。

来週はどんな内容が出てくるのか楽しみです♪