つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

「ロードスター 2021年商品改良モデル」が正式発表されたので改良内容を詳しくチェック、マツダブランドスペース大阪では早くも実車展示がスタート。

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(画像 MAZDA)

 

秋に入ってからマツダ公式HP上でも登場予告されていた「ロードスター 2021年商品改良モデル」が本日12月16日に正式発表されました。

発表された内容を詳しくチェックしていきたいと思います。

 

まずは2021年商品改良モデルに関するここまでの流れをおさらい・・・

ロードスターに関しては8月頃から一部WEB上やブログの読者さんを通じて商品改良の情報が出ていましたが、9月頃からマツダ公式HPでも予告開始。

10月24日には軽井沢ミーティングの会場で新しい特別仕様車"990S”の実車が公開され、合わせて12月中旬に商品改良モデルを発表する事も公表されていました。

海外の一部地域ではすでに先行情報も公開されていますが、改めて今回発表された内容をチェックしていきたいと思います。

(海外で先行公開された一例)

 

マツダ公式ニュースリリース

マツダ公式・ロードスター(ソフトトップ・RF)専用ページ


改良ポイント①:ボディカラーに「プラチナクォーツメタリック」を新設定。

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(画像 MAZDA)

昨年のCX-8から着々と設定車種が増えているプラチナクォーツメタリックがついにロードスターにも新設定。

これまで設定された車種でも高い人気を集めている印象ですがロードスターでも反響は大きそうですね。

ただ、これに代わって「アークティックホワイト」がラインアップから無くなっています・・・。

 

改良ポイント②:新開発の車両姿勢安定化制御「Kinematic Posture Control(KPC)」を採用。

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(画像 MAZDA)

ブレーキをかけると車体を引き下げる"アンチリフト力"が発生する構造になっているNDロードスターのリアサスペンション構造を最大限生かすために、強めのG(0.3G以上)がかかるコーナリング時にリア内側のブレーキをわずかに効かせる事でロールを抑制しながら車体を引き下げて姿勢を安定させるシステム。

"KPCによる重量増加は1グラムも無し"

KPCは、後輪の左右の速度差から旋回状態をリアルタイムに検知し、これに応じてリニアに作動を強めて、適切な姿勢安定化の効果を発揮します。

つまり、日常域ではこれまでと変わらないロードスターらしいリラックスした軽快な挙動を保ちつつ、ハードな走行になればなるほど、ロードスター自身が後ろ脚の神経を研ぎ澄まし、自らの旋回姿勢を上手に整える

その結果、これまでよりも幅広いドライビングシーンにおいて、ロードスター本来のポテンシャルを最大限に活かした走りを体感することができます。

「Kinematic Posture Control」という名称はすでに商標出願も行われています。

今回の商品改良で特に注目度が高い内容と言えるかもしれないのがこちら。

KPCに関しては噂レベルの情報を取り上げた時から賛否両論出ている印象ですが、齋藤主査によると全く違和感が無い仕上がりになっているとの事なのでとりあえず一度乗ってみたいところ・・・。

ただし、説明文を見る限りだと日常の法定速度内では今までと変わり無いかもしれませんね・・・。

あと、1グラムも重量増加が無い事をアピールしてるのはロードスターならではという感じでしょうか(笑)

 

改良ポイント③:ソフトトップ車「S」のメーカーオプション設定が変更。

・改良前

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・改良後

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(画像 MAZDA)

赤色・・・CDプレーヤーが廃止。

青色・・・RAYS製16インチ鍛造アルミホイールのメーカーオプションが復活。

CDプレーヤーに関してはSをベースにした新しい特別仕様車"990S"も設定無しとなっています。

マツダコネクトが装備されているグレード向けの"CD/DVDプレーヤー"は引き続き設定あり)

Sグレード向けのRAYS製16インチ鍛造アルミホイールに関しては2019年の商品改良で設定されていたものの昨年の商品改良で一旦廃止されていました。

今回再び設定されたのは後ほど紹介する新しい特別仕様車"990S"が登場した事と関係あるかもしれませんね。

 

改良ポイント④:新しい特別仕様車・グレードが登場。

今回の商品改良でも新しい特別仕様車・グレードが登場しているので順番に紹介。

特別仕様車「990S」

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(画像 MAZDA)

 

ソフトトップの「S」をベースにロードスター本来の価値である"軽さ"と"走り"をよりピュアに表現した仕様でカタログ上の車両重量はSと同じながらも実質的には990Sの方がより軽量。

齋藤主査によると990Sのコンセプトは“家のまわりを普通に乗っても楽しい”

(特別装備)

・ダークブルーのソフトトップ

ブレンボ製フロントブレーキキャリパー(ブラック塗装・青色のブレンボロゴ)

・ブラック塗装のリアブレーキキャリパー

・RAYS製16インチ鍛造アルミホイール

・990S専用にセッティングされたサスペンション・パワーステアリング・エンジン制御ユニット

・エアコンルーバー加飾(内側:ブルー、外側:ピアノブラック)

・ブルーアクセントのフロアマット(ショップオプションで他のグレードでも選択可能)

特別仕様車「NAVY TOP」

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(画像 MAZDA)

ソフトトップの「S Leather Package」をベースにダークブルーのソフトトップを採用した仕様。

※受注受付期限が2022年5月末日までとなっているのでご注意を。

(特別装備)

・ダークブルーのソフトトップ(インシュレーター付き)

・高輝度塗装仕様の16インチアルミホイール

・ボディカラー同色仕様のドアミラー

(ベースとなったS Leather PackageはBOSEサウンドシステムが標準装備ですが、NAVY TOPはメーカーオプション設定)

〇RFの新グレード「VS TERRACOTTA SELECTION」

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(画像 MAZDA)

 

これまで販売されていたVS Burgundy Selectionに代わって設定されたテラコッタ色のナッパレザーを採用した派生グレード。

"VS TERRACOTTA SELECTION"という名称はすでに商標出願されています。

テラコッタという名前の内装は先日発表された北米専用新型SUV「CX-50」でも設定されていますが、画像を見る限りだとやや色味が異なるように見えますね・・・。

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「左:CX-50、右:ロードスターRF (画像 MAZDA)」

現時点で確認できる改良・変更内容は以上となります。

ロードスターに関しては「同じマツダコネクト用ディスプレイを採用していたMAZDA2・CX-3と同様に8インチになるのでは?」という可能性も考えられましたが、こちらは7インチのままでした。

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(画像 MAZDA)

 

ニュースリリースによるとロードスター2021年商品改良モデルは「1月中旬に発売開始予定」と公表されていますが、いつもお世話になっているマツダブランドスペース大阪では早くも「NAVY TOP」の実車展示が開始。

こちらもタイミングを見て実車をチェックしようと思っています。

マツダ|マツダブランドスペース大阪

さらに、年明けにはオープンカー初心者の方を対象にしたトークイベントも神奈川県で開催予定なので気になる方は是非応募を。

(こちらは無料会員サービスCLUB MAZDAに登録する必要あり)

 

日本に合わせて海外の一部地域でも"MX-5 2022年モデル"が正式発表されているのでこちらは改めて取り上げます!