
ワールドプレミアからほぼ1週間経過した「新型CX-5」ですが、今回はパワートレインと右ハンドル車に関係する話題が出てきました。
先週10日にワールドプレミアされた新型CX-5のパワートレインは、現行モデルにも搭載されている2.5Lガソリンエンジン"SKYACTIV-G 2.5"と、自社製ストロングハイブリッドと組み合わせる次世代ガソリンエンジン"SKYACTIV-Z"の搭載が公表されていますが、新型CX-5に関してはプラグインハイブリッドもありそうな噂や関係者発言も・・・。
ワールドプレミアのプレスリリースではプラグインハイブリッドが含まれて無かったので真相が気になっていましたが、関係者からコメントが出ていました。
今回取り上げるのは北米の自動車メディア「THE DRIVE」が掲載した記事。
The CX-5 is due to hit showrooms early next year as a 2026; the hybrid isn’t due to land until the 2027 model year.
“We will launch with this SkyActiv-G engine and this is 90% of our customer base. I think that’s an important reference here. So we are quite confident that this will be a great engine for the first year,” said Meisterfeld.
And what about a plugin?
“At the moment, we are only talking about Skyactiv G and the hybrid system, not a plug-in hybrid system yet,” he said.
新型CX-5は2026年モデルとして来年初めに発売予定ですが、ハイブリッドモデル(SKYACTIV-Z+ストロングHV)は2027年モデルまで登場しません。
「まずはSKYACTIV-Gエンジンを搭載して発売しますが、これは当社の顧客基盤の90%にあたるので重要な指標だと思います。ですから、初年度としては素晴らしいエンジンになると確信しています」とStefan Meisterfeld氏は述べています。
では、プラグインハイブリッドについてはどうでしょうか?
「現時点ではSKYACTIV-Gとハイブリッドのみ検討しており、プラグインハイブリッドについてはまだ話していません」とStefan Meisterfeld氏は述べました。
こちらは新型CX-5のパワートレインについて取り上げている記事ですが、取材に応じた北米マツダのStefan Meisterfeld副社長によると現時点で計画されてるのは正式発表された2種類のパワートレインのみで、度々噂が出てきたプラグインハイブリッドはまだ検討していないとの事。
もちろん水面下では研究開発が行われてる可能性もありますが、仮に量産化が決定しても実際に発売されるのはかなり先・・・。
今のところマツダのプラグインハイブリッドは【ラージ商品群SUV】を軸にして【Rotary-EVの車種拡大】【EV専用アーキテクチャーのPHEV派生】という流れになりそうですね。
(EZ-6/EZ-60のレンジエクステンダーは今のところ中国専売)



続いて、新型CX-5の発売時期に関してはすでに一部情報が公開されている欧州は2025年末、それ以外の市場は2026年中と公表されていますが、日本と同じ右ハンドル市場のオーストラリアで発売時期に関する報道が出てきました。
☆Chasingcars
We now know more about when the new CX-5 will gain its hotly-anticipated hybrid engine option in Australia, with the CX-5 hybrid set to be a replacement for the discontinued turbo as the ‘performance’ engine option of the range.
Speaking with Chasing Cars, Mazda Australia managing director Vinesh Bhindi confirmed a “mid-2025 or second half of 2026” release date for the CX-5, with the relatively long lead time attributed to the fact the new CX-5 will initially be built in left-hand drive for European markets.
新型CX-5にオーストラリアで待望されているハイブリッドがいつ搭載されるのか、詳細が明らかになりました。CX-5ハイブリッドは生産終了したターボエンジンの後継として、同シリーズの"パフォーマンス"エンジンオプションとして搭載される予定です。
オーストラリアマツダのVinesh Bhindi社長は、ChasingCarsの取材でCX-5の発売時期を「2025年中盤~2026年後半(※)」と明言しました。この比較的長いリードタイムは、新型CX-5が欧州市場向けに左ハンドルから生産されることに起因しています。
※:2026年中盤~2026年後半の誤植の可能性が高いです(範囲が広すぎる事に加えて、すでに2025年中盤に入っているので・・・)
What about the hybrid? There’s still a chance it will squeak into 2027 for Australia—and Mazda Australia is pushing for 2027—though a 2028 release date for the CX-5 hybrid is more likely.
“The US market has informed that 2027 is when [the US] will be launching the hybrid,” Bhindi told Chasing Cars. “[Australia] will be thereabouts … we have requested [a CX-5 hybrid release date that is] earlier rather than later.”
ハイブリッドはどうでしょうか?オーストラリアでは2027年まで発売される可能性はまだ残っており、オーストラリアマツダも2027年発売を目指しています。しかし、CX-5ハイブリッドの発売は2028年になる可能性も高そうです。
「米国市場からは、ハイブリッド車が2027年発売されるという情報を得ています」とビンディ氏はChasing Carsに語りました。「オーストラリアでもその頃になるでしょう…私たちはCX-5ハイブリッドの発売時期を遅らせるのではなく、早めてほしいとお願いしています。」
こちらは新型CX-5に搭載されるパワートレインについて特集している記事ですが、オーストラリアマツダのVinesh Bhindi社長は新型CX-5の発売時期を「2026年中盤~後半」と答えた模様。
発売まで期間が空く理由として左ハンドル車から生産する事が明言されており、これ以外にも北米マツダが2026年初旬発売予定と公表しています。
左ハンドル車から生産するのは、すでに現行モデルの受注が終了している欧州市場を優先する狙いもありそうですが、オーストラリアマツダ社長自ら2026年中盤~後半発売予定と明言したのは興味深いところ・・・。
これまでは「日本市場も2026年初旬くらいに発売されるのでは?」という見方が多かった印象ですが、今回取り上げた情報だともう少し先の可能性も考えられます。
考え方によっては現行型のディーゼルモデルを購入できる期間が確保されるとも言えますが、早く新型を購入したい人も多いと思うので悩ましいですね。
(さすがに今年秋のジャパンモビリティショーで実車披露くらいはすると思いたいですが・・・)
今回はプラグインハイブリッドとオーストラリアでの発売時期に関する報道を取り上げましたが、国内ユーザーにとっては右ハンドル市場のオーストラリアで発売時期に関するコメントが出てきたのは特に注目ポイントでしょうか・・・?
今のところ欧州以外で現行型受注終了の噂や報道は出ていないので、まだしばらく現行型は購入可能だと思いますが、気になる方は一度販売店へ問い合わせてみる事をオススメします。
令和6年能登半島地震災害・9月21日豪雨被害の義援金受付関連。
◎石川県公式HP
・地震災害用リンク(令和7年12月26日まで受付)
令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県
・豪雨被害用リンク(令和7年3月31日まで受付)
・富山県公式HP(令和7年3月31日まで受付予定)
・新潟県公式HP(令和7年12月26日まで受付予定)