昨日の決算発表で今後の商品計画の一部を公表したマツダですが、オーストラリアマツダの関係者が「CX-50」と「SUV以外の新型車」についてコメントしています。
オーストラリアでは今月から販売開始されるMX-5 2024年モデル(ロードスター2023年大幅商品改良モデル)の試乗レポート・動画が順次解禁されていますが、一部メディアはオーストラリアマツダが開催した試乗会に合わせて他のモデルに関する取材も実施。
その中で「CX-50」と「SUV以外の新型車」について質問している記事があったので紹介したいと思います。
まずは「CarExpert」が掲載したCX-50に関する記事から・・・・。
現在北中米と中国で販売されているCX-50ですが、オーストラリアマツダは以前から右ハンドル仕様の導入をマツダ本体へリクエストしている事を度々明言しており、CarExpetは進捗状況について質問。
これに対してオーストラリアマツダのマーケティングディレクターAlastair Doak氏の回答は・・・。
・CX-50の右ハンドル仕様は以前からマツダ本体へリクエストしていたが、米国と中国で生産されている左ハンドル仕様のみでオーストラリアでは利用できない。
オーストラリアマツダはCX-50登場時から右ハンドル仕様の導入をリクエストしていましたが、これまでと違って"利用できない"と説明している事から右ハンドル仕様が追加される可能性はほぼ無くなったようです。
元々右ハンドル市場が限られている事に加えて、昨日マツダから次期CX-5の計画が正式発表されたので、右ハンドルのCX-50を新たに開発する必要性がかなり低くなったのもあるかもしれません。
(オーストラリアはともかくとして日本や英国では全幅が大きすぎるでしょうから)
ただ、個人的にはCX-50に近いキャラクターや世界観のグレードが次期CX-5に用意される予感もしますね・・・・。
日本でもCX-50導入を期待する人が多かった印象なのでやや残念ではありますが、国内ではカーエース広島さんがCX-50を並行輸入されているので乗るチャンスはあります。
続いて「DRIVE」が掲載した記事・・・。
こちらは次期CX-5を中心にAlastair Doak氏へ取材している記事ですが、後半部分でSUV以外のモデルについてもコメントが掲載されていました。
・次期CX-5が開発されてる事はすでに確認できているが登場時期等はまだコメントできない。
・市場のニーズと要望を満たすと思われる製品を導入するつもりだが、現実的に言えば我々はSUV市場に注力しておりセダンや非SUVはもう多くない。
出来る限り多くのニーズや要望に応える方針ではあるものの、やはりSUVに注力していく方針は変わらないようです。
昨日の2024年3月期通期決算でも話題の中心はSUVだったのに加えて、ラージ商品群もCX-80で全て出揃ったという表現がされていました。
セダンや非SUVモデルの可能性自体は否定していませんが、ニュアンス的にはかなり厳しい印象も・・・・。
ちなみに先月中国で正式発表された「EZ-6」も今のところ中国市場専売モデルになるのが有力なので、グローバルでは今後さらにSUV中心になっていきそうですね・・・。
度々触れていますが、いくらSUVがトレンドとはいえあまりに傾倒し過ぎてる印象はどうしても拭えないので、何かいい提案があればいいのですが・・・。
(SNSを見てもSUVの新車が連続している状況に飽きてる人も多そうな印象が・・・)
マツダは昨日の2023年3月期通期決算で次期CX-5の存在を初めて公表しましたが、一方でMAZDA6の後継モデルだけでなくMAZDA2の次期型などの存在はまだ不明のまま・・・。
今後具体的な商品計画や新技術の説明などが実施される可能性もあるので、マツダから発表される続報に注目ですね。
・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)
・富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)
※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないようなので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。