2020年最初の出願公開です。
新年のスタートを祝うかのように(?)なかなか濃い内容が出ているのでいくつか取り上げていきます♪
まずは「多気筒エンジンの吸気装置」という内容。
特開2020-2796 | 知財ポータル「IP Force」
特開2020-2797 | 知財ポータル「IP Force」
そして「過給機付エンジンの吸気装置」という内容。
特開2020-2798 | 知財ポータル「IP Force」
これら3つは「縦置きFR用の4気筒ディーゼルエンジンの吸気構造」に関する内容です。
主な要素として・・・
・水冷式インタークーラー(空冷でも可という記載あり)
・電動過給機(図内No.34)採用も想定。
・尿素SCR採用も想定。
続いては「エンジンの排気装置」という内容。
特開2020-2831 | 知財ポータル「IP Force」
特開2020-2832 | 知財ポータル「IP Force」
こちらは「縦置きFR用の4気筒ディーゼルエンジンの排気構造」に関する内容です。
この2つの内容の主な特徴としては尿素SCRありと無し両方を検討している点でしょうか。
特許出願の目的は・・・
「扁平形状を有する微粒子捕集フィルタに流入する排気ガスの速度分布を出来る限り均一にして、微粒子捕集フィルタを適切に再生可能にすること」
「排気浄化装置を複数備えるエンジンにおいて、支持部材の数を出来る限り少なくしつつ各排気浄化装置のエンジン本体に対する支持剛性を向上させること」
続いては「車両の制御装置」という2つの内容。
まずは1つ目。
特開2020-1513 | 知財ポータル「IP Force」
こちらは「気筒休止システムを搭載した縦置きFR車両向けのG-ベクタリングシステム」に関する内容。
つぎに2つ目。
特開2020-1516 | 知財ポータル「IP Force」
こちらは「縦置きFRベースのAWD車両向けのG-ベクタリングシステム」に関する内容。
以前、縦置きFR車用のG-ベクタリングシステムに関する内容を取り上げましたが、今回はさらに発展形の内容になります。
既存のFF車向けが「トルクを減らす制御」なのに対してFR車向けは「トルクを増やす制御」というのは以前と共通です。
最後は「車体前部構造」という内容。
特開2020-1425 | 知財ポータル「IP Force」
特許出願の目的は・・・
「マッドガードの形状工夫のみで、前輪ホイールハウス後部の車体側面流の流れを抑制すると共に、前輪ホイールハウスよりも前側の車体外観デザインの自由度拡大を図ることができる車体前部構造の提供を目的とする」
マットガードによって空力性能UPだけでなくデザインの自由度拡大まで視野に入れてるのはマツダらしいところでしょうか。
今週の出願公開は以上になります♪
2020年最初だった事もあって(?)なかなか濃い内容でした。
今年はどのような内容が出てくるのか楽しみにしたいと思います😉