これまでに数々のスポーツカーやクーペを生み出してきたマツダ。
今回、英国マツダが所有しているスポーツカーを特集している記事がありました。
特集記事を掲載したのは現地メディア「MOTORING RESEARCH」
今回の取材は車両が保管されているワークショップで行われたようですが、この場所は英国のレーシングチーム「Jota Sport」も使用している場所との事。
マツダとJota Sportの関係は深く、2011年に「MX-5 GT」・2012年に「MX-5 GT4」を共同開発して英国の耐久レースやGT選手権へ参戦、ロードスター25周年記念となった2014年にはニュルブルクリンク24時間レースにも参戦しています。
さらに、Jota Sportがチューニングした限定モデルを英国で発売した実績も。
少し話が横道へ行きましたが、ここから今回取り上げられた車両をそれぞれ見ていきます。
〇コスモスポーツ(年式未記載)
ドアとリアタイヤハウスの距離からホイールベースを延長した後期型、フロントに装着されているエンブレムが「COSMO」なので日本仕様ですね。
ちなみに、英国マツダは公式YouTubeでコスモスポーツを起用した動画を数本公開していますが、動画内に出てくる車両はナンバープレートが異なる輸出仕様の「110S」
もしかすると日本仕様と輸出仕様の両方を所有しているのかもしれません。
〇RX-3(サバンナ)Deluxe
リンク先によると「英国マツダが所有している中で最も排気音が騒がしい車」と書かれています(笑)
英国で残っている個体はかなり少数との事。
日本でもイベントくらいでしか見なくなりましたね・・・。
メーターの写真を見れば分かりますが”ほぼ新車”とも言える個体。
スコットランドのディーラーが所有していた車両で、販売店の営業が終了した後も未登録のまま保管庫に置かれていたそうです。
2017年に英国マツダへ売却されたようですが、オイル・クーラント・タイヤ・ブレーキパッドを新品に交換した以外は工場出荷時のままとの事。
日本で発売された限定車「タイプR バサーストR」でボディカラーはイノセントブルーマイカ。
マツダスピード製のバケットシートもかなりコンデイションがいいですね♪
この車両にはさらに・・・
・チタン製エキゾーストシステム
・戸田レーシング製”FIGHTEX”サスペンション
・カーボン製エアインテーク
・HKS製ラップタイマー
これらの社外パーツも装着されているとの事。
この限定車が出た時、RX-7の輸出はすでに終了していたので英国では特に貴重だと思われます。
〇RX-8 ”40th Anniversary”
2007年に発売されたロータリーエンジン40周年記念車(日本では限定200台)
調べた限りでは英国でこの記念車が発売されたプレスリリースが無いので日本で販売された個体を輸入しているのかもしれません。
〇初代MX-5(NAロードスター・1990年式)
1990年初めに登録された最初期型。
オプションだった電動パワーウインドウが装着されているとの事。
〇2代目MX-5(NBロードスター)”10th Anniversary”
世界限定7500台が販売されたロードスター10周年記念車(英国では限定600台)
発売当時に放送されたTop Gearでジェームズ・メイが10周年記念車の試乗レポートを行っていますが、この時の車両とはナンバーが違うので別の個体でしょうか・・・?
〇3代目MX-5(NCロードスター)”25th Anniversary”
2014年に世界限定1000台が販売された25周年記念車のシリアルナンバー”0001”という記念すべき一台。
今回の記事では紹介されていませんが、英国マツダはさらにロードスター30周年記念車のシリアルナンバー”0001”も所有してるという情報があります。
〇MX-3(ユーノス・プレッソ、AZ-3)1.8 V6
スポーツカーというよりクーペに近い存在ですが今回の記事ではこの車両も取り上げられています。
この個体は以前のオーナーが18年間所有していたからなのか、写真を見た限りでもかなり状態がいいのが分かります。
今回の特集記事で取り上げられてる車両は以上になります。
これらの車両は英国マツダが所有しているコレクションの一部だと思われますがどれも貴重な個体で日本や北米の拠点にも負けないラインナップですね。
英国マツダのSNSやYouTubeを見ると今回取り上げられてない車両も数多く登場しているのでそちらにも注目して見るとより楽しめるかもしれません♪