米国・ロサンゼルスで発見されたマツダの新型SUVと思われるテスト車両。
前回のブログで写真を詳しくチェックしましたが、FRベースのラージ群モデルでは無くFFベースの車両と思う新たなポイントを見つけました。
(TOP画像はマツダ第7世代モデルのスモール用サスペンション周り)
前回のブログ。
米国・ロサンゼルスで発見されたマツダの新型SUVと思われるテスト車両の写真を詳しくチェック、主に前輪と運転席ドアとの幅(プレミアムディスタンス)がそれほど広く無い点からこのテスト車両はFFベースの車両と推定しました。
※プレミアムディスタンス・・・前輪中心からフロントドア開口線までの距離
その後、さらに画像をチェックするとこのテスト車両がFFベースと推定できそうな新たなポイントがあったので掘り下げたいと思います。
新たなポイントは「フロントキャリパーの取り付け位置」
今回発見されたテスト車両のフロントブレーキキャリパーは取付位置が「前側(ホイールベース外)」ですが、これはマツダのFFベース車両共通の位置です。
これに対して、ロードスターやRX-8などマツダのFRベース車両は重量配分を考慮して取付位置が「後ろ側(ホイールベース内)」になっています。
ラージ群モデルのシャーシはまだ公開されていませんが、FR用のシャーシやサスペンション関連の特許情報を見る限りだとサスペンション周りの基本的な設計思想は継承する可能性が高そうなので、ラージ群モデルのフロントキャリパー取付位置も後ろ側になると予想しています。
ちなみに、第7世代以降のデザインとブランドの方向性を示した「RX-VISION(2015年)」と「VISION COUPE(2017年)」のフロントブレーキキャリパーも取付位置は後ろ側。
VISION COUPEが披露された2017年当時、マツダが上位車種のFR化へ動いてる事はまだ噂レベルの状態でしたが、フロントキャリパーでもさりげなく開発している事をアピールしようとしていたかもしれませんね(笑)
(第7世代モデルでラージ・スモールに分類する事を発表したのは2018年)
前回のブログで触れた「前輪と運転席ドアとの幅(プレミアムディスタンス)」
今回取り上げた「フロントブレーキキャリパーの取り付け位置」
これらの点から今回発見されたテスト車両は”FFベース”の車両(=北米向け新型SUV)と推定します。
あくまで個人的妄想なのでそのあたりはご了承のほどを・・・。
今後ラージ群モデルのテスト車両がスクープされたりする事もあると思われますが、その時はプレミアムディスタンスやキャリパーの取り付け位置にも注目しておきたいと思っています。