つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

米国とカナダでCX-5 2022年モデルのグレード構成と価格が発表、全グレードAWD標準装備化でSKYACTIV-G 2.5ターボもより進化。

f:id:taku2_4885:20211003180911p:plain

(画像 MAZDA USA)

 

日本で11月に正式発表されたCX-5 2021年商品改良モデル(2022年モデル)ですが、米国とカナダもグレード構成や価格を発表しました。

 

米国とカナダは9月14日にCX-5 2022年モデルの先行情報を公開。

この時点では内外装の画像や一部仕様のみ公開されていましたが、今回グレード構成や価格が新たに発表されています。

 

〇米国マツダ公式ニュースリリース

〇カナダマツダ公式ニュースリリース

米国とカナダの基本的なグレード構成は似ていますが、米国仕様の2022年モデルで大きなポイントは「グレード名の変更」

f:id:taku2_4885:20211201095735p:plain
f:id:taku2_4885:20211201095745p:plain
「米国向けのCX-5 2021年モデルのグレード構成 (画像 MAZDA USA)」

2021年モデルでは主に「SPORT」「TOURING」「CARBON EDITION」「GRAND TOURING」「SIGNATURE」という名称が使用されていましたが、2022年モデルからはMAZDA3やCX-30と同じ命名パターンに変わっています。

 

米国とカナダで異なる点も合わせて順に紹介。

※コンフィギュレーター等はまだ公開されていないので車両画像等は日本仕様で紹介

米国:「2.5 S」・・・25,900ドル(日本円換算で約293万円)

カナダ:「GX」・・・30,200加ドル(日本円換算で約268万円)

f:id:taku2_4885:20211201100436p:plain

「画像は日本仕様の"Smart Edition" (画像 MAZDA)」

〇主要装備

・気筒休止付きSKYACTIV-G 2.5(NA)

・17インチアルミホイール

・i-Activsenseの主要装備がほぼ標準。

・LEDヘッドライト(オートハイビーム付き)

マツダコネクト用ディスプレイは10.25インチ標準

・車載Wi-Fi(米国仕様の「2.5 S」のみ)

・コネクティッドサービス

・ブラックカラーのファブリックシート

※カナダ仕様の「GX」はステアリング・シフトノブが本革と言う記載が無いのでウレタン仕様の可能性あり(米国仕様は全グレード標準)

米国:「2.5 S "Select"」・・・27,900ドル(日本円換算で約316万円)

カナダ:「GS」・・・33,900加ドル(日本円換算で約301万円)

(2.5 S・GXから追加される装備)

・ヘッドライトがオートレベリング付きに。

・アドバンスドキーレスシステム

・シートヒーター(フロント)

・運転席のみ6WAY電動パワーシート採用

・アームレスト(USB付き)

・合成皮革×グランリュクスの内装 (米国仕様はブラックとシルクベージュの2色から選択可能、カナダ仕様はブラックのみ)

〇米国仕様「2.5S "Select"」で追加される装備

・リアプライバシーガラス

・オートエアコン

・リア用エアコンルーバー

 〇カナダ仕様「GS」で追加される装備

・パワーリフトゲート(ハンズフリー機能付き)

・ワイパーテアイザー

・ステアリングヒーター

・自動防眩ミラー

米国:「2.5 S "Preferred"」・・・29,160ドル(日本円換算で約330万円)

カナダ:「GS COMFORT PACKAGE」・・・36,000加ドル(日本円換算で約320万円)

(2.5 S "Select"・GSから追加される装備)

・サンルーフ

・運転席にポジションメモリー機能追加

・助手席も6WAY電動パワーシートに

〇米国仕様「2.5 S "Preferred"」で追加される装備。

・パワーリフトゲート(ハンズフリー機能付き)

・自動防眩ミラー(Homelink付き)

〇カナダ仕様「GS COMFORT PACKAGE」で追加される装備

・オートエアコン

・リア用エアコンルーバー

リバーシブル仕様のトランクボード

・19インチアルミホイール(シルバー×ブラック塗装)

f:id:taku2_4885:20211201193111p:plain

(画像 MAZDA)

米国:「2.5 S "Carbon Edition"」・・・30,280ドル(日本円換算で約343万円)

カナダ:「KURO EDITION」・・・37,700加ドル(日本円換算で約335万円)

f:id:taku2_4885:20211201104732p:plain

「画像は日本仕様の"Black Tone Edition"(画像 MAZDA)」

シグネチャーウイングとドアミラーがブラックに

・19インチアルミホイール(ブラック塗装)

・ステアリングとシフトノブがレッドステッチに

・レザー内装で「ブラック」「レッド」の2色を選択可能。

〇カナダ仕様「KURO EDITION」のみ追加される装備

マツダインテリジェントドライブセレクト"Mi-Drive"(モードはノーマル・スポーツ・オフロードの3段階)

・7インチ液晶付きメーター

・ランバーサポート付きフロント電動パワーシート

※米国仕様でポリメタルグレーメタリックが選べるのは"Carbon Edition"のみ。

※2021年モデルで選択可能だった「SKYACTIV-G 2.5ターボ」が2022年モデルから設定無しに。

米国:「2.5 S "Premium"」・・・32,310ドル(日本円換算で約366万円)

カナダ:「GT」・・・38,950加ドル(日本円換算で約346万円)

f:id:taku2_4885:20211201171338p:plain

「画像は日本仕様の "L PACKAGE" (画像 MAZDA)」

(「2.5 S "Preferred"」・「GS COMFORT PACKAGE」から追加される装備)

BOSEサウンドシステム

・SiriusXM衛星ラジオ

・7インチ液晶メーター

アダプティブLEDヘッドライト(LEDデイライト付き)

・ヒーター付きドアミラー

〇米国仕様の「2.5 S "Premium"」のみ追加される装備

・シルバー塗装の19インチアルミホイール

マツダインテリジェントドライブセレクト"Mi-Drive"(モードはノーマル・スポーツ・オフロードの3段階)

・パドルシフト

〇カナダ仕様の「GT」のみ追加される装備

・ナビゲーションSDカード標準装備

・シートベンチレーション(フロント)

・リア用シートヒーター(3段階調節)

・ワイヤレス充電(Qi)

・アクティブドライビングディスプレイ

〇米国:「2.5 S "Premium Plus"」33,950ドル(日本円換算で約385万円)

(2.5 S "Premium"から追加される装備)

・ナビゲーションSDカード標準装備

・シートベンチレーション(フロント)

・ステアリングヒーター

・リア用シートヒーター(3段階調節)

・アクティブドライビングディスプレイ

・ワイパーデザイサー

・電動格納ドアミラー

米国:「2.5 Turbo」・・・36,400ドル(日本円換算で約413万円)

カナダ:「SPORT DESIGN」・・・40,150加ドル(日本円換算で約357万円)

f:id:taku2_4885:20211201173845p:plain

「画像は日本仕様の"Sports Appearance" (画像 MAZDA)」

・SKYACTIV-G 2.5ターボエンジン搭載モデル(リアに"TURBO”エンブレム)

・最高出力が「250PS⇒256PS」に進化(プレミアム燃料使用時)

グロスブラックのエクステリアパーツ(フロントグリル・シグネチャーウイング・ドアミラー・バンパー下部・ホイールアーチ)

・クラシックレッドのグリルアクセント

・ブラック塗装19インチアルミホイール(Carbon Editionとは別デザイン)

・レッドステッチと組み合わせたブラックカラーの本革内装。

〇米国仕様の「2.5 Turbo」のみ追加される装備

・ワイヤレス充電

※カナダ仕様は「気筒休止付きSKYACTIV-G 2.5(NA)」と「SKYACTIV-G 2.5ターボ」を選択可能、SKYACTIV-G 2.5ターボモデルの価格は42,350ドル(日本円換算で約376万円)

米国:「2.5 TURBO SIGNATURE」・・・38,650ドル(日本円換算で約438万円)

カナダ:「SIGNATURE」・・・43,350加ドル(日本円換算で約385万円)

f:id:taku2_4885:20211201175139p:plain

「画像は日本仕様の"Exclusive Mode" (画像 MAZDA)」

・SKYACTIV-G 2.5ターボエンジン搭載モデル(リアに"TURBO”エンブレム)

・ボディ同色のエクステリアパーツ(ドアミラー・バンパー下部・ホイールアーチ)

・高輝度塗装19インチアルミホイール

・ブラウンカラーのナッパレザー内装

・内装ルーフ部分(ヘッドライナー)がブラック仕様

・本杢目インテリアパネル

・フレームレスルームミラー

・360°ビューカメラ

・リア用SCBS

トラフィック・ジャム・アシスト

・ドライバーアテンションアラート

ちなみに、米国マツダ「ラインナップに加わっているSUV全モデル(CX系)は2022年モデルからAWDが標準装備」という方針を示していましたが、今回発表された内容を見るとカナダ仕様も全グレードAWD標準装備になっていました。

米国を例に挙げると、2021年モデルではAWDへのアップグレードが約1,400ドルだったので2022年モデルの車両本体価格もほぼ同等の値上げが予想されていましたが、実際はAWD標準化を実施したにも関わらず約500ドル強の価格上昇で収まっています。

以前からAWDの方が売れ筋だったという話も耳にしたことがあるので実質的には800ドル強の値下げと見る事も出来ますね。

 

あと、日本仕様のCX-5ではアウトドアやオフロードの雰囲気を強めた特別仕様車「Field Journey」が新たに設定されましたが、米国とカナダでは同じ仕様のグレードが未設定となっています。

米国とカナダは同じ方向性の北米専用新型SUV「CX-50」が導入されるので、CX-5は予想通り都市型SUVの性格をより強めた形という印象です。

 

発売は両国ともに今冬と発表されていますが、今回グレード構成や価格も発表されたので現地の販売店実車が届くのも間近かもしれません。

コンフィギュレーターなどが使用できるようになるとより詳細が分かると思うので引き続き情報に注目しておきたいと思います。