先日、欧州と米国で正式発表され大きな反響を得ているCX-5 2022年モデル(2021年商品改良モデル)ですが、早速欧州の一部地域でカタログや価格表が公開されています。
欧州向けCX-5 2022年モデルに関して取り上げた記事。
北米仕様とは異なり、欧州仕様は新色「ジルコンサンドメタリック」やアウトドアイメージの新グレードが設定される事から先々発表予定の日本仕様に近いラインナップとなっていました。
これに続いてカタログや価格表を公開する地域が出てきています。
日本仕様で登場予定の新グレード”Field Jouney”とほぼ同じ仕様であるグレード”NEWGROUND”が表紙を飾っています。
次にグレード構成と価格一覧表。
〇Vision・・・ベースグレード(日本の"Smart Edition"と"Proactive"の中間あたり)
・SKYACTIV-G 2.0 FF/AWD(AT/MT)
〇Newground・・・アウトドア系(日本で設定予定の"Field journy"と同等)
・SKYACTIV-G 2.0 FF/AWD(AT)
・SKYACTIV-G 2.5 FF(AT)
〇Blackout Edition・・・・・スポーツ系(日本の"Black Tone Edition"と同等)
SKYACTIV-G 2.0(FF AT)
〇Blackout Edition Plus・・・(日本で設定予定の"Sport Appearance"と同等)
SKYACTIV-G 2.5 (FF/AWD AT)
〇Signature・・・・・・・・(日本の"Exclusive Mode"と同等)
〇Signature Kattoluukulla・・・(サンルーフ付きのSignature)
SKYACTIV-G 2.5 (AWD 6AT)
フィンランド仕様にSKYACTIV-D 2.2は設定されていません。
せっかくなので2021年モデルと価格を比較。
ベースグレード「Vision」と最上級グレード「Signature」で比較すると・・・。
2021年モデル:34598.51ユーロ(日本円換算で約447万円)
2022年モデル:35896.53ユーロ(日本円換算で約464万円)
〇Signature
2021年モデル:53530.81ユーロ(日本円換算で約692万円)
2022年モデル:55073.49ユーロ(日本円換算で約712万円)
物価が高い国として有名なフィンランドらしい日本円換算価格となっていますね(笑)
エクステリアやボディ構造まで改良が入ってる事を考えると値上げ幅はまだ少なめでしょうか?
続いて設定されるボディカラー。
チタニウムフラッシュマイカに代わってジルコンサンドメタリックが新設定。
日本仕様には設定されていないエターナルブルーマイカとアークティックホワイトがあるのは欧州仕様の特徴ですね。
最後にCX-5 2022年モデルに採用される「Mazda Intelligent Drive Select (Mi-Drive)」に関してですが、フィンランド仕様はAT車のみ設定。
加えて、車種紹介ページでは”オフロードモード”がある事も紹介されています。
続いてスイスマツダもカタログを公開しています。
〇CHALLENGE・・・ベースグレード(日本の"20S"と同等)
・SKYACTIV-G 2.0 (FF 6MT)
〇AMBITION・・・(日本の"Smart Edition"と同等)
・SKYACTIV-G 2.0 FF/AWD(AT/MT)
・SKYACTIV-D 2.2 ”150ps仕様”(AWD AT/MT)
〇Newground・・・アウトドア系(日本で設定予定の"Field journy"と同等)
・SKYACTIV-G 2.0 (AWD AT/MT)
・SKYACTIV-G 2.5 (AWD AT)
・SKYACTIV-D 2.2”184ps仕様”(AWD AT/MT)
〇REVOLUTION・・・(日本の"Proactive"と同等、オプション選択で内装を"L Package"レベルにグレードUP可能)
・SKYACTIV-G 2.0 (AWD AT/MT)
・SKYACTIV-G 2.5 (AWD AT)
・SKYACTIV-D 2.2”184ps仕様”(AWD AT/MT)
〇HOMURA・・・(日本の"Black tone Edition"と同等、オプション選択で内装を"Sport Appearance"レベルにグレードUP可能)
・SKYACTIV-G 2.0 (AWD AT/MT)
・SKYACTIV-G 2.5 (AWD AT)
・SKYACTIV-D 2.2”184ps仕様”(AWD AT/MT)
〇SIGNATURE・・・(日本の"Exclusive Mode"と同等)
・SKYACTIV-G 2.0 (AWD AT/MT)
・SKYACTIV-G 2.5 (AWD AT)
・SKYACTIV-D 2.2”184ps仕様”(AWD AT/MT)
スイスでは2022年モデルからAMBITIONグレード用に150ps仕様のSKYACTIV-D 2.2が新設定されています。
欧州ではディーゼルの需要が縮小傾向にあるという話も聞きますが、CO2削減のメリットから比較的大型のCX-5では一定の需要があるのかもしれませんね。
続いてフィンランド仕様と同じように2021年モデルと価格を比較。
(スイス仕様はSIGNATUREが新設グレードなので代わりにHOMURAで比較)
〇AMBITION
2021年モデル:34,900ユーロ(日本円換算で約451万円)
2022年モデル:34,400ユーロ(日本円換算で約445万円)
〇HOMURA
2021年モデル:47,700ユーロ(日本円換算で約617万円)
2022年モデル:50,600ユーロ(日本円換算で約655万円)
AMBITIONが僅かに値下げされてるのに対してHOMURAは僅かに値上げとなっています。
そして、スイス仕様における「Mazda Intelligent Drive Select (Mi-Drive)」の設定について。
・CHALLENGE以外のグレードに装備(AMBITIONはスポーツモードのみ、それ以外のグレードはスポーツモードとオフロードモード)
・ただし、SKYACTIV-G 2.0・2.5のAT車のみで、SKYACTIV-D 2.2搭載車は未採用。
実質的にオフロードモードはSKYACTIV-GのAT/AWD車専用装備という形になります。
オフロードシーンと相性が良さそうなSKYACTIV-D 2.2に採用されて無いのは意外ですね・・・。
フィンランドとスイスで公開されている主な内容は以上となります。
これまで欧州各国のマツダ公式HPを見る限りだと「Mazda Intelligent Drive Select (Mi-Drive)」にオフロードモードが追加された事もあってなのか新グレード”Newground”を特に推してる印象を感じますね。
日本でもほぼ同じ仕様で”Field Journy”として追加される予定なので昨今のアウトドアブームも合わせて人気を集めていきそうです。
これから他の国や地域でもさらに情報が解禁されていくと思うので引き続き注目しておきたいと思います。