北米ではまもなく発売開始されるマツダのラージ商品群SUV「CX-90」ですが、オーストラリアマツダも北米に続いてグレード構成や価格を正式発表しました。
今年1月末にワールドプレミアされた「CX-90」ですが、米国とカナダではすでに価格やグレード構成が公開されており先行予約も解禁。
一方、オーストラリアマツダもCX-90に用意される直6エンジンの種類とそれぞれのスペックはすでに公表済み。
今回はこれに続いてグレード構成や価格が発表されています。
WEBカタログも公開されているのでグレード構成と価格を順番に紹介・・・。
(G50e:直6ガソリンターボモデル。D50e:直6ディーゼルモデル)
「Touring」
・G50e・・・・74,385豪ドル(日本円換算で約659万円)
・D50e・・・・75,800豪ドル(日本円換算で約672万円)
☆主要装備
・19インチアルミホイール(シルバーメタリック)
・ハンズフリー機能付きパワーリフトゲート
・ブラックカラーのレザー内装
・シートヒーター(フロントのみ)
・7インチTFT液晶付きアナログメーター
・マツダコネクト用ディスプレイは10.25インチ
・アクティブドライビングディスプレイ
・360°ビューモニター
・8スピーカー
・USB "TypeC"(フロント・2列目・3列目)
・ワイヤレスAppleCarplay/AndroidAuto
・ワイヤレス充電器(Qi)
・基本的な安全・運転支援系機能は全て標準装備。
「GT」
・G50e・・・・86,085豪ドル(日本円換算で約763万円)
・D50e・・・・84,800豪ドル(日本円換算で約751万円)
☆Touringからグレードアップする装備・仕様
・アルミホイールが21インチ(シルバーメタリック)
・アダプティブLEDヘッドライト
・ブラックに加えてグレージュのレザー内装も選択可能。
・シートヒーターが2列目シートにも装備。
・ステアリングヒーター
・12.3インチフル液晶メーター
・マツダコネクト用ディスプレイが12.3インチに。
・ドライバーパーソナライズシステムの自動設定復元機能
・ステアリングのチルト&テレスコピック調整が電動に。
・パノラマサンルーフ
・フットランプ(運転席・助手席)
「AZAMI」
・G50e・・・・95,185豪ドル(日本円換算で約844万円)
・D50e・・・・93,865豪ドル(日本円換算で約832万円)
☆GTからグレードアップする装備・仕様
・フェンダーアーチやボディ下部がボディ同色仕様に。
・21インチアルミホイールのカラーが「ブラックメタリック×切削可能」に
・ブラックのナッパレザー内装※
・アンビエントライト
・シートベンチレーション(フロントシート)
・ルームミラーがフレームレスタイプに。
・フットランプが2列目シートにも装備
・ドライバーパーソナライズシステムは自動設定復元機能に加えて自動ドライビングポジションガイドも装備
※:AZAMIは「タン内装(SP Package)」「モダン内装(Takumi Package)」も選択可能(5,000豪ドルのオプション)
これを選ぶと2列目はキャプテンシートでセンターコンソールとシートベンチレーションも装備。
直6エンジン搭載モデルだけでも最大8グレードあった北米仕様に比べてかなりシンプルな構成になっているのに加えて、ウォークスルー可能な2列目キャプテンシートは設定されていません。
一方、オーストラリア仕様の場合はベースグレードのTouringでもレザー内装が採用されていて装備もかなり充実しています。
続いて車両本体価格ですが、CX-90単体ではイメージが掴みにくいので「CX-8」「CX-9」の価格帯と比較。
北米仕様はCX-9の価格帯をカバーしつつさらに上級グレードも用意したような構成になっていますが、オーストラリア仕様はほぼ完全にCX-8/CX-9より上の価格帯になっています。
オーストラリアの場合はCX-90に続いて「CX-80」も導入する事を公表したのに加えて、「CX-8」も引き続き販売する報道が出ているので、このあたりも関係している可能性が考えられますね・・・。
CX-90オーストラリア仕様は今日から先行予約を解禁して、今年8月から発売開始予定との事。
マツダにとってオーストラリアは市場シェアが高い地域なので、どこまで反響があるのか注目したいですね。