2017年にトヨタ・デンソー・マツダの3社によって設立された合弁会社「EV C.A. Spirit」
EV車両用の基盤技術を開発するために設立された会社ですが、ついにEV用基盤技術が完成した事によって6月末で業務を終えたようです。
この内容を取り上げてるのはマツダと同じお膝元である中国新聞。
リンク先によると・・・・
マツダが電気自動車(EV)の技術を確立するためトヨタ自動車などと設立した会社「EV C.A.Spirit」(名古屋市)が6月末で業務を終えたことが1日、分かった。
マツダによると、幅広い車種に対応できる基盤技術が完成した。参画メーカーはこの技術をそれぞれのEV開発に生かす。会社は年度内に清算する予定。
「EV C.A. Spirit」はトヨタとマツダが資本提携した2017年に設立され、乗用車だけでなくトラックや軽自動車にまで生かせるEV用の基盤技術を共同開発していました。
・主な取り組み
①:ユニットおよび車両についてEVに最適となる性能および機能を規定する特性(コモンアーキテクチャー)を研究
②:上記①番の特性を実現する各ユニットの搭載および車両としての性能を検証
③:上記②番を通して車種群として考えた場合の各ユニットおよび各車両の最適構想の検討
マツダは主にSKYACTIVテクノロジーの開発で実践した「一括企画」「モデルベース開発(MBD)」のノウハウを提供。
業務スタート時はトヨタ・デンソー・マツダの3社連合でしたが、その後トヨタと資本提携関係であるスズキ、スバル、ダイハツ、日野自動車も参画。
これまでに派遣された技術者は計65人でマツダは参画した会社で最多の15人を派遣したとの事。
ちなみに間もなく発売開始されるMX-30はマツダ独自開発で、「EV C.A. Spirit」で共同開発した基盤技術を生かしたEVの商品化は数年かかる見通し。
幅広い車種への展開が可能な基盤技術になっているようですがマツダからどのようなタイプのEVが出てくるのか気になるところですね・・・。
以前公開されていたネット記事内では藤原副社長(当時は専務)が「私は軽トラックのEVを作りたい」なんてお話されてましたが(笑)