つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

マツダが防府第2工場でラージ群モデルのSUV生産を公表、ラージ群に備えて改造した生産ラインを報道陣に公開。

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(画像 MAZDA)

 

今年8月から9月にかけてラージ群モデルや電動デバイス採用車の生産に備えて工事を実施していた防府第2工場。

この度、報道陣向けに工事が完了した生産ラインを公開すると共にラージ群モデルのSUVを生産する事を公表したようです。

 

今回取り上げるのはおなじみ「中国新聞」の記事。

リンク先によると・・・・。

マツダは6日、防府第2工場で「ラージ商品群の"SUV"を生産する」と正式に明らかにした。

・2022年度に発売する。

・関係者によるとラージ群第一弾は「CX-5に近いサイズのSUV

・合わせてラージ商品群の生産に備えて改造した防府第2工場のラインを報道陣に公開。

防府第1工場では9月からCX-30の生産も開始。

ラージ群第一弾モデルに関してはこれまでも「CX-5に近いサイズの新型SUV中国新聞)」という流れが有力視されていましたが、マツダが生産ライン公開を実施したのに合わせてこの情報が出てきたのでほぼ確実と見てよさそうです。

以前からラージ群第一弾モデルはCX-5や北米向け新型SUVとの差別化を考慮して「SUVクーペ」と予想していますがどうなるでしょうね・・・。

 

そして、防府第2工場は8月7日から9月1日までの間生産ラインの改造工事を実施していましたが、改造工事終了後の生産ラインを撮影した公式写真も公開されています。

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(画像 MAZDA)

今回行われた改造工事の目的は「縦置きFRベースのラージ商品群や様々な電動デバイス採用車を同じラインで製造できるようにする事」

・搬送車を本格導入するなどして固定設備を削減。

・固定設備の削減で新商品を導入する際のライン工事は「期間が従来の5分の1」「投資額は10分の1」に出来る見込み。

・車体が大きい上に大型の直列6気筒エンジンを搭載するラージ群モデルは既存車と異なる特徴があるが、搬送車の間隔や載せる部品を変えて柔軟に対応可能。

・電池を積んで重くなる電動車の生産を前提に、車体をつり下げて運ぶ機材は従来より4割増の重量に耐えるように対策。

マツダは以前からFFベース車とFRベース車を混流生産してきた歴史がありますが、防府第2工場はさらに様々な電動デバイス採用車にも対応する形となります。

固定設備を削減して様々な車両に対応している部分は、マツダがエンジンのシリンダーブロック加工を専用機から汎用機に切り替えて工程数や設備投資額を削減した流れと同じかもしれませんね・・・。

 

生産現場が公開された事でラージ群第一弾モデルの正式発表も近づいてきてると思うので引き続き情報に注目しておきたいと思います。