北米で2024年モデルが正式発表された「CX-50」ですが、今回はカナダ仕様に設定されていた"幻になるかもしれない内装"について取り上げます。
CX-50に関しては2022年春から北米で販売開始されていましたが、先月中旬に米国とカナダで2024年モデルが正式発表。
新型ダンパーの採用やパワーステアリング特性の変更が実施されていましたが、以前から個人的に気になっていたのがカナダ仕様のベースグレードGS-Lに設定されていた内装「Ash Ochre Leatherette interior」
ベージュ系の合成皮革とブラックのファブリックを組み合わせた内装ですが、これまで設定が発表されていたのはカナダ仕様のみ。
日本で販売されているマツダ車だとCX-8の特別仕様車"Grand Journey"に比較的近い雰囲気でしょうか・・・?
この内装の実車は北米で開催されたプロトタイプの先行展示イベントでも確認されており、当初はカナダ仕様だけでなく米国仕様にも設定されるのが有力視されていました。
Mazda News Update | 2023 Mazda CX-50 Packages & Colors - YouTube
ただし、昨年春に発売開始されるとこの内装が設定されたのはカナダ仕様のみという状況に加えて、これまでYouTubeや現地の新車情報サイトをチェックしてもこの内装が選択されている量産モデルの実車が一台も確認できませんでした(カナダ仕様 GS-LはAsh Ochreとブラックの2色設定)
さらに、先日正式発表された2024年モデルの車両情報がカナダマツダ公式HPで公開されたのでチェックすると、WEBカタログでは設定が残ってる一方で車両専用ページのコンフィギュレーターではブラック内装のみになっていました。
WEBカタログの方が信憑性高そうなので、Ash Ochre内装は2024年モデルでも設定が残ってると思われますが、一台も量産モデルの実車が確認できていないので廃止された可能性がどうしても頭に浮かんでしまいます・・・(笑)
CX-50北米仕様を生産しているアラバマ工場は操業開始時から従業員や部品不足などの影響で生産台数を中々増やす事が出来なかった事から、一部グレードの注文受付を一時的に停止した事例もありました。
YouTubeや現地の新車情報サイトを見る限りだと供給されている量産モデルは2.5ターボ搭載モデル等の上位グレードが中心だったので、カナダ仕様しか設定されていないAsh Ochre内装は生産されてなかった可能性が考えられます。
ただ、アラバマ工場は先月から夜勤も開始したので本格的に増やす体制が整いつつあります。
この事から2023年モデルで確認できなかったAsh Ochre内装の実車が今後ようやく確認できるようになるかもしれません。
完全に個人的な興味に関する記事ですが、ようやく実車を確認できるのか?このまま"幻の内装"になるのか?注目です・・・(笑)