今週新たに公開されたマツダが出願中の特許は10件。
その中から気になった内容を取り上げます。
今週取り上げるのは「車両用操作装置」という題名の内容3件(説明図は3件共通)
(1件目)https://ipforce.jp/patent-jp-P_A1-2022-158176
(2件目)https://ipforce.jp/patent-jp-P_A1-2022-158177
(3件目)https://ipforce.jp/patent-jp-P_A1-2022-158178
〇資料に記載されている特許の目的
(1件目)
本発明の目的は、車両運転時、乗員の空間認知能を向上可能な車両用操作装置等を提供することである。
(2件目・3件目)
本発明の目的は、省スペース化と操作性とを両立可能な車両用操作装置等を提供することである。
こちらはセンターコンソール周りの操作スイッチに関係する特許出願ですが、説明図を見ると「マツダコネクトと電動パーキングブレーキ用の操作装置」に関係する内容と思われます。
既存のマツダコネクトはコマンダーダイヤルを中心としたコントロール装置になっていますが、こちらの特許では「静電センサー」「圧力センサー」を使用する前提となっているようです。
ここでスイッチ別の機能をおさらい。
・No.21・・・電動パーキングブレーキ
・No.24a・・・バックボタン(前画面表示)
・No.24b・・・ナビゲーション画面表示
・No.24c・・・ホームボタン
・No.24d・・・オーディオボタン
・No.24e・・・お気に入りボタン
・No.27・・・メニュー・画面操作
資料には省スペース化も特許の目的として記載されているのでこのような形状が検討されてるのかもしれませんが、個人的には既存のコマンダーコントロールやスイッチの気持ちいい操作感がかなり好印象なので、次世代でも継続してほしいのが正直なところ・・・。
ただ、いつも通り"あくまで特許"なので、マツダも次の世代の商品群開発に向けて様々な可能性を検討しているのかもしれません。
今週気になった特許出願は以上となりますが、来週以降も気になった内容を取り上げていきたいと思います。